大阪・関西万博のマスコットが上海でデビュー、輸入博と「手をつなぐ」
11月5日から10日にかけて開催された第7回中国国際輸入博覧会で、大阪・関西万博のマスコットキャラクター「MYAKU-MYAKU」が登場し、来年の4月13日から10月13日まで日本の大阪市で開催される大阪・関西万博への来場を中国の観客に呼びかけました。これは「MYAKU-MYAKU」の上海でのデビューとなりました。
紹介によると、今回の輸入博には、自動車・エネルギー・化学・電機・材料・電子部品・電化製品・化粧品・金融など幅広い分野の日本企業220社が参加しました。日本第2の経済の中心である大阪市は、7年連続で輸入博に参加しており、このイベントの「皆勤生」です。大阪市上海事務所の的場正信首席代表はインタビューで、「輸入博は、企業の知名度向上に役立つだけでなく、中国市場から最も直接的なフィードバックを得ることができるグローバルなイベントです」と述べました。
彼はまた、2010年に上海で万博が開催されたことを言及し、「同時に、今年は上海市と大阪市が友好都市提携を結んでから50周年でもあります。したがって、MYAKU-MYAKUが上海・輸入博にやってくることはタイムリーなことなのです」と付け加えました。
大阪・関西万博のマスコットキャラクター「MYAKU-MYAKU」の突然の登場で、現場の観客は競って一緒に写真を撮りました。的場正信首席代表によれば、昨年の輸入博でも、大阪ブースは「MYAKU-MYAKU」の要素を使って大阪・関西万博をプロモーションしていましたが、その時は主に宣伝用のポスターだったそうで、今年は博覧局の協力の下、「MYAKU-MYAKU」の着ぐるみを会場に招き、来場者と交流をしたといいます。
「MYAKU-MYAKU」は大阪ブース以外にも、住友商事、パナソニック、三菱商事など、輸入博に出展している日本企業のブースにも登場しました。輸入博に出展している日本企業のブースを訪ねてみると、どこもブースの目立つ場所に大阪・関西万博の要素を打ち出していました。同時に、関係企業の担当者も大阪・関西万博のバッジを身につけ、来場者に万博の開幕まで半年を切ったことをアピールしていました。
6日に輸入博で中国日本商会は記者会見を開き、関西の企業で、最初にプレゼンテーションを行った住友電工は、大阪・関西万博のプロモーションに全力で取り組んでいると述べました。今回の輸入博では、住友電工は初めて、日本の7社の出展企業と共にスタンプラリーイベントを開催し、中国の来場者に万博の最新情報を紹介しました。
的場正信首席代表は、「輸入博だけでなく、11月末に上海で開催される中国国際観光交易会でも『MYAKU-MYAKU』を見ることができます」と付け加えました。
来年4月に開催される大阪・関西万博まで200日を切った現在、的場正信首席代表は記者に「47ある参加国が自ら建設する『Aクラス』パビリオンの最後の1館が11月に着工しました」と伝えました。
また、的場正信首席代表は、大阪・関西万博は大阪市の経済発展のチャンスを示す良い窓口であると述べました。そして、「大阪・関西万博に参加する外国企業や代表団をより良く迎えるために、大阪府と大阪市は日本貿易振興機構(JETRO)および大阪地元の経済団体と連携し、初めてワンストップサービス窓口を設立する予定です。これにより、中国を含む外国の企業が大阪の経済発展により深く参画し、大阪との経済・貿易関係が拡大することを期待しています」と述べました。
彼は、大阪・関西万博の会場で中国各地からの企業が訪れ、意見を交換し、大きなビジネスチャンスに繋がるクリエイティブな火花が散ることを期待しています。
情報源:第一財経(Yicai)