国際貿易センター

2024年10月29日、花に彩られた上海国家会議・展示センターの南広場(写真提供・VCG)
1992年に国家戦略が実施されて以来、上海は国際貿易センターの構築に取り組んできました。
第13次五カ年計画(2016-2020年)期間に、上海は戦略的にアップグレードし、世界貿易のハブとしての地位を固め、影響力を拡大し、貿易機能を拡充させ、バリューチェーンも向上させました。
2024年、上海の貿易総額は11兆700億元(約224兆4000億円)に達し、前年比3.9%の増加となりました。
近年、上海は「一帯一路」イニシアチブの質の高い発展を積極的に推進しています。2025年1月時点で、上海市と上海の各区は59カ国の95の都市・地域と友好都市協定を締結しています。「一帯一路」サービスセンターは効果的に運営されており、中国・欧州間の国際定期貨物列車(中欧班列)の運行頻度も増加しています。
第14次五カ年計画(2021-2025年)期間に、上海は貿易と投資の利便性向上に力を入れ、貿易ハブとしての役割を強化しています。
小売と電子商取引
急成長する小売業の証しとして、2024年、上海市では各種の「第1号店」が新たに1269軒開店し、そのうち、高級ブランドが全体の17%を占めています。上海市には現在、8000軒を超えるカフェがあります。
また、上海は中国初の「シルクロード電子商取引」協力のための試験区を設立しました。ここでは国境を超えたデジタル身分証明書と電子承認の相互運用が導入されています。
上海は越境ECにおいても顕著な進展を遂げており、輸出に関するパイロットプロジェクトの成功により、輸送時間とコストが大幅に削減されました。
中国(上海)自由貿易試験区
中国(上海)自由貿易試験区では、上海は世界のハイレベルな経済・貿易ルールに合わせ、ハイレベルな制度的な改革開放を推進し、越境貿易、金融サービス、生産要素の移動といった分野で、いくつもの「初となる事例」が生まれました。
浦東新区は、2024年1月22日に総合改革の実施案を公表し、安全で便利なデータ流通メカニズムの構築を模索し、グローバルなオフショアイノベーションセンターを作ることを目指しています。
中国国際輸入博覧会(CIIE)
2024年11月、第7回中国国際輸入博覧会が成功裏に開催され、129の国と地域からの出展者が集まり、年ベースの成約意向額は800億1000万ドル(約11兆7953億円)に達し、前年比で2%増加しました。
また、上海は公式に「365トレードフェア」ウェブサイト(上海国際展覧貿易促進プラットフォーム)を立ち上げ、輸入博(CIIE)に参加するバイヤーや出展者に365日対応の取引プラットフォームを提供しています。
更新日:2025年2月25日
出典:上海市政府活動報告、上海市外事弁公室、2024年上海基本情報、界面網、上海市商務委員会