外国人の所得税の確定申告に関してのQ&A

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(写真・VCG)

1.外国人ですが、自分が所得税の年度確定申告を行う必要があるかどうかをどのように判断すればよいですか。

回答:外国人が居住者である場合は、所得税の年度確定申告をする必要がありますが、非居住者である場合は、その必要はありません。外国人が居住者であるかどうかの判断は、中国国内に住所がある場合は、居住者となり、中国国内に住所がないが、課税年度内に中国国内に183日以上滞在している場合は、無住所居住者となります。

2.外国人が年度確定申告を行う際、事前に情報を入力せずに申告するには、どのようにすればよいですか。

回答:所得税アプリの所得税詳細で所得と税金の明細(収入納税明細)で収入明細と申告完了税額の明細を確認し、そのデータを年度申告表に記入してください。

3.昨年度中に新しいパスポートを取得しました。その後、新しいパスポートで確定申告を行いましたが、収入明細の表示が完全ではありません。

回答:1年度中に複数のID番号で申告した場合、年間の収入と控除額を正確に計算するために、税務当局にて、複数の自然人のファイルを統合する手続きを行ってください。

4.会社から毎月得ている給与所得は所得税が源泉徴収されているのに、なぜ毎年、年度確定申告をして追加の納税をしなければならないですか。

回答:一般的な理由は以下の3つです。

①2つ以上の会社や組織に雇用され、給与を受け取っている場合、源泉徴収の際に基本控除(5000元/月)が重複して控除されているため、年度確定申告の際に追加で納税する必要があります。

②年度中に転職した場合、源泉徴収時に低い税率が適用されることがあります。そのとき、年度内の所得を合算すると、総合所得税率が源泉徴収時の税率より高くなるため、追加で納税する必要があります。

③給与以外に、労務報酬、原稿料、特許権使用料など、各種所得を合計した結果、総合所得に対する税率が源泉徴収時の税率より高くなることがあります。

5. なぜ私の銀行カードで納税アプリに登録することができないのですか

回答:外国人の氏名が一致しないなどの理由で銀聯が確認できない銀行カードで登録する場合には、銀行が発行した関連する証明書と個人の身分証明書(パスポート)を持って税務サービスセンターに赴いて手続きを行ってください。

ご注意:

所得税の年度の確定申告で税金還付を申請する場合、還付申請を提出した後、納税アプリ内のメッセージにご留意ください。例えば、出入国記録や賃貸契約書などの関連資料を提出する必要がある場合、期限内にこれらの資料を提出しないと、税金の還付を受けられなくなる可能性があります。

情報源:WeChat公式アカウント「上海税務」、WeChat公式アカウント「投資上海」