AWE 2026 最先端インテリジェント端末が上海東方ハブ展示エリアに登場
2026年3月12日から15日にかけて、2026年中国家電及び消費電子博覧会(AWE2026)が上海で開催されました。同イベントは新たな試みとして、今年初めて「一展双区(1つの展示会を2会場で開催する)」モデルを採用しました。そのうち、最も注目されていた最先端インテリジェント端末の展示会は、上海東方ハブ国際商務合作区にて行われました 。
今回の展示会は、新製品の発表・初披露にとどまらず、実生活での利用シーンに着目し、インテリジェント端末が未来の暮らしの中での活用可能性を提示ました。
上海東方ハブ国際商務合作区会場の様子(写真提供・文匯報)
XREAL 1Sのブースでは、新型ARグラスが登場し、軽量化と没入感を兼ね備えた設計で、新たな体験の可能性を広げています。遅延は3ミリ秒以内とほぼ体感できないレベルで、700ニトの入眼輝度を持つバーチャルスクリーンは常に安定した鮮明な映像を表示します。さらに、世界初となる2Dから3Dへのリアルタイム変換機能を搭載し、ユーザーはフレーム部分をダブルタップするだけで、通常の映像コンテンツを立体映像に変換可能です。追加の3Dコンテンツを用意する必要がなく、映画視聴やゲームの没入感を一層高めます。
レノボのブースでは、巻き取り式ディスプレーを採用したコンセプト・ゲーミングノートPCが国内で初披露されました。ボタンを軽く押すだけで、画面は16インチから24インチへ瞬時に拡張でき、さらに、縦・横に広がる設計により、eスポーツプレーヤーやクリエイター、ライターなど、それぞれの作業スタイルに柔軟に対応可能です。同製品は今年1月に開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES)で64の賞を受賞し、レノボ単一製品として過去最多の受賞記録を更新しました。
レノボのブースで、巻き取り式ディスプレーを採用したコンセプト・ゲーミングノートPCを実演するスタッフ(写真提供・文匯報)
京東方(BOE)からの「HERO 2.0スマートコックピット」は、「マルチモーダル融合によるモバイル・スマート空間」を提案しました。世界初のパノラミック・ヘッドアップディスプレー(Micro LED PHUD)を搭載し、最大5万ニトの高輝度によって強い日差しの下でもクリアな表示を実現しています。この上、超広色域と組み合わせることで、ナビゲーションや車速などの情報がまるで路面上に浮かび上がるように表示され、運転時の安全性向上にも寄与します。操作面では、「視覚・聴覚・触覚・音声」の融合による「マルチモーダルインタラクション」が実現され、複雑な指示に対する認識率は98%に達しています。
MiniMaxの展示エリアでは、AI大規模言語モデルが実生活のあらゆる道具と融合する「産業パノラマ」が展開されました。スマートナイトライトは音声で明るさや色温度を細かく調整できるほか、周囲の光環境や人の動きを感知して自動的に「夜間起床モード」を起動し、実用性とムード演出の両立を実現しています。AI歯ブラシは圧力センサーと動作認識技術を搭載し、ブラッシング状況をリアルタイムでモニタリングして、個別の口腔ケアレポートを生成できます。AIマウスは音声入力とジェスチャー操作の両方に対応し、オフィスではワンクリックで音声をテキスト化でき、デザイン作業ではジェスチャーだけで画像サイズを調整できます。
展示会会場の様子(写真提供・文匯報)
商湯科技のブースでは、デスクトップ型のペットロボット「小優」が来場者の注目を集めました。865種類のダイナミックな感情表現に、相手の気持ちをリアルタイムで把握できるエンジンを搭載し、ユーザーの感情にミリ秒単位で反応しながら自然な対話を実現しています。さらに、32Kのコンテキスト長と最大5分間の音声・映像履歴参照機能を持つことにより、ユーザーの習慣や会話内容をより正確に理解することが可能です。
東方ハブ国際商務合作区の先行始動区が「閉鎖式管理」を運用開始以降初の大型グローバル展示会として、AWE 2026は、この「世界初・国内唯一」とされる「タイムラグのないビジネスエリア」を舞台に、中国の次世代インテリジェント端末のトレンドを発信し、世界市場のニーズと結び付ける「第一線の窓口」となっています。
出典:WeChat公式アカウント「上海発布」、上観新聞、上海市経済・情報化委員会