上海東方ハブ国際商務合作区、世界のビジネスチャンスが集結 AWE2026が描く開放と協力の新たなビジョン

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3月13日から15日にかけて、2026年中国家電・消費電子博覧会(AWE2026)が上海新国際博覧センターと東方ハブ国際商務合作区にて開催されました。本展示会は、AIスマートフォン、ロボット、スマートグラスなど、10分野にわたる先端インテリジェント端末の成果に焦点を当て、インテリジェント端末産業チェーン全体の最新動向を集中的に紹介しました。

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2026年中国家電・消費電子博覧会(AWE2026)の会場 (写真提供・文匯報)

東方ハブ国際商務合作区は、「世界初・中国国内唯一」とされる「時差ゼロ型」の国際ビジネスエリアです。区内では「一線自由化(海外から国際商務合作区への入域時、人物・携行品の簡素化管理を行う)」と「二線厳格管理(中国国内での区外と区内間の規範的な監督管理)」という管理モデルが導入され、貨物だけでなく人の往来にも適用されています。境外からの来訪者は招待状の登録証明を提示すれば、ビザなしで入区が可能です。また、輸入貨物も規定に基づき保税・免税・税金還付などの政策措置を受けられるため、境外からの出展企業の設営にかかるコストと時間を大幅に削減できます。

「空港到着後すぐに観覧」という利便性は、海外からの来場者に強い印象を残しています。あるルーマニアの来場者は、空港での待ち時間にAWE2026の情報を目にしました。以前から中国のインテリジェントテクノロジーに関心を抱いていた彼は、スマートフォンでわずか2分で入場登録を完了し、シャトルバスで空港からわずか15分で会場に到着しました。

上海税関の担当者によると、今回の展示会の円滑な開催を支えるため、税関サービスを会場にまで拡張しています。合理的な範囲の身の回り品・手荷物を携帯する来場者に対しては、保安検査と動植物検疫のみを実施します。同時に、スマートコードプラットフォームや一体型インテリジェント通行システムなどの感知設備を活用し、政策コンサルティングのデジタル化と通関手続きの効率化を実現しています。

スマートロボット企業「傲鲨智能(ULS Robotics)」のマーケットパートナーである張華氏は、「ビザ免除で入区する政策のおかげで、現在では、海外のお客様が直接現地に足を運び、製品を体験できるようになりました。中国のテクノロジーを実際に体験してもらうことで、世界のバイヤーへより的確に魅力を伝えられる」と語りました。

会場では、最先端製品の体験だけでなく、企業の創始者と直接対話することもできます。インドネシアのバイヤー、蔡麗華氏は、商湯科技傘下の家庭用ロボット「元蘿蔔」に強い関心を示しました。この製品は、双眼カメラをウサギの耳のようなデザインに取り入れ、専用の音声やインターフェースを組み合わせた愛らしいロボットで、思わず手に取りたくなる魅力があります。蔡氏は「インドネシアではボードゲームが子供たちに人気です。かわいい外観と中国将棋やチェスなどの機能を兼ね備えたこの製品は、現地でも大きな市場があるでしょう」と期待を寄せました。

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会場でAI搭載のチェスロボットを見学している海外の来場者 (写真提供・文匯報)

曦智科技有限公司は、最新のコンセプト製品「光躍スーパーノード 128カード商用版(LightSphere 128)」を会場で披露しました。光技術で電気信号を補完し、単一サーバーラックの消費電力や物理接続のボトルネックを突破し、サーバーラック間の数万カード規模への柔軟な拡張を実現した同製品は、急増するコンピューティング需要に対する重要なソリューションとなります。会場には、同企業の創始者が、ブースに足を運んできた各国の買い付け団と活発な商談を行いました。

千問スマートグラスのブースでは、ルーマニアの商社、ロリングインターナショナルのリヴィウ・ロシュカ 総経理が製品の性能について熱心に確認していました。複数のスマートグラスを体験した彼は、「解像度が高くてスマホに代わる可能性を感じられる製品もあれば、軽量で操作も簡単な製品もあります。中国の製品は入れ替えが速く、価格は欧米同等品の半分以下だ」と評価しました。今回の展示会で少なくとも3社の中国サプライヤーと契約し、高コストパフォーマンスのロボットを欧州市場へ導入するする計画です。

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海外の来場者にAIクラスの性能について紹介しているスタッフ (写真提供・文匯報)

AWEの展示を通じて、海外バイヤーの間では「中国製品は手頃な価格で高品質なだけでなく、イノベーションにも富んでいる」という認識が広がりつつあります。中国厦門出身のシンガポール在住華人ビジネスマンのアレックス氏は、他の市場ではまだ出ていない新製品の発掘と、中国のサプライヤーとの直接マッチングを目的に来場しました。ロボット企業「智元機器人」が展示した動物型ロボットシリーズや、革新的なロボットレンタルモデルに強い印象を受け、「中国ではロボットの実用化において効率的な道が切り拓いています。シンガポールでも需要は伸び続けるでしょう」と話しました。

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「智元機器人」が展示するレンタルロボット(写真提供・文匯報)

出典:文匯報、上観新聞