上海-大阪万博ラウンドテーブルが上海で開催
9月22日午後、「~調和共生が基礎を築き、科学技術が新時代を拓く~」をテーマとする上海-大阪万博ラウンドテーブルが上海世博会博物館で開催されました。上海市人民対外友好協会一級巡視員・上海市社会組織国際交流促進会会長である景瑩氏、在上海日本国総領事館の岡田勝総領事、並びに中日両方のゲスト80名以上が今回のイベントに出席しました。

参加者の集合写真(写真提供・澎湃新聞)
景瑩氏は挨拶で、万博は各国が発展の成果を展示し、革新的な理念を交流し、協力の合意を醸成するための広大なプラットフォームだと述べました。上海と大阪という二都市の万博の縁は、二都市間の関係の強固な基盤を築いてきました。今回のラウンドテーブルは、万博の精神を絆として、上海と大阪が科学技術革新、人的交流など各分野においてより実務的な協力を強化することを目的としており、両地域の友好協力の新たな出発点となるに違いありません。
岡田勝総領事は挨拶で、「長年にわたり、上海と大阪は経済、行政などの分野で幅広い交流協力を持続的に展開し、日中交流協力の基盤を共に構築してきた。それは時代を超え、相互理解を深化させる重要な礎となっている。今年の大阪・関西万博は、上海と大阪の協力の可能性をさらに引き出し、両地域の協力関係を深化させるだろう」と述べました。
中日双方の参加者は、今回の活動は15年前の上海万博を振り返るものであると同時に、大阪・関西万博を新たな出発点として、世界中の都市の持続可能な発展の未来への答えを共に模索するものだと語りました。上海と大阪の交流の歴史は長く、去年は上海市と大阪市の友好都市提携50周年、今年は上海と大阪府の友好交流関係構築45周年を迎えました。双方は市民の相互訪問から企業間協力まで、文化交流から科学技術革新まで、各分野で絶えず交流を深化させ、互いに学び合いながら友情を深めてきました。上海と大阪の両地域は、万博を機に、万博の精神を絆として、相互理解と各分野における友好協力を増進する強固な基盤を築き上げます。

上海-大阪万博ラウンドテーブルの様子(写真提供・澎湃新聞)
今回のラウンドテーブルは、上海万博の輝かしい成果を振り返り、大阪・関西万博の将来のビジョンを展望し、万博精神の継承と革新の重要性を強調しました。万博は、単なる科学技術と文化の祭典であるだけでなく、上海と大阪の民心が通じ合い、両地域が手を携えて前進する精神的な絆であり、さらに、上海と大阪の間の人的・文化的交流と将来の協力を推進するための有益な指針となるものです。
出典:澎湃新聞