日本大阪・関西万博で「中国ナショナルデー」が開催
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で「中国ナショナルデー」が11日、万博会場で開催されました。中日両国の政界、経済界、友好団体、メディア関係者や各国のパビリオンの代表ら400人以上が出席しました。今回の万博で最も人気のあるパビリオンの一つとして、中国パビリオンは伝統文化と未来のテクノロジーの融合という理念のもと、多くの注目を集めています。複数の日本側の来賓が、その展示内容や表現手法を高く評価しました。
武藤容治経済産業大臣は挨拶の中で、「中国パピリオンは、『自然と共に生きるコミュニティの構築:グリーン発展の未来社会』をテーマに掲げ、伝統と現代の融合を重視しており、文化遺産と未来のテクノロジーをPRするだけでなく、日中友好交流の歩みについても系統的に紹介しています。中国パビリオンの革新的な展示を通じて、日本および世界各国の中国に対する理解がさらに深まることを願っています」と語りました。
関西経済連合会の松本正義会長は取材に対し、「中国パピリオンの展示内容には、中国の文化や歴史に加え、現在のイノベーションやハイ・テクノロジーも含まれており、中国の実像を多面的に紹介しています」と述べ、「このパビリオンは訪れる人々に中国の発展の様子を理解させる優れた施設だと思っています」と高く評価しました。
日本の自民党の森山裕幹事長は挨拶の中で、「世界各国から来る方々が、中国パビリオンを訪れて、中国各地の魅力を感じ、交流と相互参考を深めることを願っています」と述べました。
多くの来場者がインタビューの中で印象深かった点として、1階から2階へと続く「青山明月」の回廊を挙げました。回廊の片側には動的な水墨画、もう一方には木彫の作品が並び、阿倍仲麻呂と李白の友情、ジャイアントパンダ「カンカン」「ランラン」の来日、トキの保護協力、そして孫悟空と鉄腕アトムが肩を並べて歩む姿など、中日交流における重要な歴史的瞬間が描かれています。中国の「信義を重んじ、隣国と親しくする」という理念を表現しています。
パナソニックホールディングス株式会社の小川理子執行役員は、これまで3回、来賓を中国パピリオンに案内しましたが、「青山明月」のレリーフには特に感動したと表明しました。「芸術の形で、中日間の長期にわたる多面的な交流を語っており、とても心を打たれました」と話しました。
大阪府日中友好協会の青柳明雄理事長は、中国パピリオンが視覚と聴覚を駆使して、中国が伝えたい理念やメッセージを生き生きと表現していると述べました。「これまで何度も中国を訪れましたが、それでもまだ知らないことがたくさんあると感じました。今後もこのような交流の機会がもっと増えることを願っています」と語りました。
当日、中国パピリオンには多くの日本市民も訪れました。東京から来た杉山陽南氏は「映像展示に圧倒されました。3D技術で展示品を拡大するデザインにも驚きました。中国の技術力がよく伝わっただけでなく、文化的な知識もたくさん得られて、とても面白かったです」と話しました。
兵庫県から訪れた森田氏は、今回は中国パピリオンの2回目の訪問だと述べ、「館内は広く、映像も美しく、各展示エリアの内容も豊富で、一番好きなパビリオンの1つです」と語りました。
出典:新華社