2026世界デザイン都市会議が上海で開催
9月28日、上海市人民政府と国連教育科学文化機関(UNESCO)が共同主催する、「2026世界デザイン都市会議(WDCC2026)」が上海で開幕しました。テーマは「境界なきデザイン、ジェネレートデザイン(Design Generates)」です。
開幕式会場の様子(写真提供・解放日報)
開幕式では、今大会の重要な成果の一つとして、「デザイン都市」公開仕様書 (ISO/PAS 37130)の策定作業が正式に開始されました。同仕様書は、国連が掲げる「持続可能な開発目標 (SDGs)」を指針とし、デザインの力で都市の持続可能な発展を促進する、オープンで協調的かつ実行可能な枠組みの構築を目指すものです。上海が16年にわたって「デザイン都市」の発展に取り組んできた実践経験を取りまとめ、世界中の都市がデザインを活用して持続可能な発展を実現できるよう支援することが期待されています。
また、大きな注目を集める2026年「フロンティアデザイン賞 (FDP)」の受賞者が開幕式で発表されました。「特別貢献賞」には、マサチューセッツ工科大学(MIT)でアポロ計画航空宇宙学教授を務めるダヴァ・ニューマン氏(Dava Newman)が選出されました。2026年「上海デザイン100+」グローバルコンテストの年間大賞も発表されました。今コンテストには、中国、イギリス、フランス、イタリアなど10カ国以上から2000点を超える優秀な作品が寄せられ、Top300にノミネートされたプロジェクトでは、産業化による経済効果が500億元近くに達しています。
今大会は9月30日まで開催され、期間中には100以上のデザイン関連イベントが実施されます。中国工業・情報化部工業文化発展センターが主催する「工業文化発展大会」が注目イベントとして開催されるほか、「グローバル『創造都市』デザインフォーラム」、「世界グリーンデザイン大会」、「国際デザイン100人フォーラム」という3つのハイレベルフォーラムが相次いで開催されます。さらに、ハイレベルなプロモーションイベント「デザインの夜」をはじめ、「Shanghai GALA ファッションフェスティバル」、ファッションショー「衣尚東方」などの主要イベントが華やかに繰り広げられます。
メイン展示会の会場における「上海オーダーメイド」テーマ展示エリア (写真提供・文匯報)
今大会のメイン展示会は、9月26日より先行して一般公開されています。「AIデザインテーマ展」「グリーンデザイン特集展」「U35若手デザイナー展」など主要な特別展示が集結したほか、今回初めて「上海ファッションプロダクツ」シティギフト・コンセプトショップも登場し、デザイン業界の最新トレンドとイノベーション成果が集中的に展示されています。展示会には計500近くの出展ブランドと3000点以上の展示品が集まり、そのうち新鋭トレンドブランドが40%以上、国際ブランドが20%以上を占めています。
さらに、屋外には4000平方メートル規模の「デザイン・カーニバル」が特設されたほか、上海全域を舞台とする「WDCC2026 City Walk体験シーズン」も展開されています。市内から20カ所以上の特色あるスポットを選定し、4つの特色あるCity Walkルートを設定するとともに、各区と連携してサブ会場で関連イベントを開催します。こうした取り組みを通じて、デザインを展示会場の外へと広げ、市民や来訪者がより身近にデザインに触れられる機会を創出します。
出典:澎湃新聞、文匯報、解放日報