サケサミット2025が虹橋品匯で開幕

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6月6日、サケサミット2025(第2回「Japan Sake Month 2025」)が上海虹橋品匯で盛大に開幕しました。今回のイベントは、日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所、在上海日本国総領事館、及び東方国際(集団)有限公司が共催し、「日本産の美酒」を架け橋として、文化展示・ビジネスマッチング・没入型体験を通じて、中日酒類産業の協力プラットフォームを構築し、日本産酒類の中国市場開拓を支援し、両国の経済貿易と人的・文化的交流をさらなる高みへと引き上げました。

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サケサミット2025鏡開き式典の様子(写真提供・WeChat公式アカウント「虹橋品匯」)

上海第6回「五五ショッピングフェスティバル」のシリーズイベントの一環として、今回のサケサミット2025は酒を架け橋とし、消費のアップグレードと文化の相互参考に焦点を当てています。昨年のサケサミットでは4億円の調達契約が締結し、中国国際輸入博覧会の展示品が「調達から貿易」へと発展する波及効果を実現しました。今年のイベント展望について、中日主催者は共同で「上海が国際消費中心都市としての影響力を基盤に、長江デルタ地域ひいては全国市場と連携し、日本酒・焼酎・ウイスキー等の品目向けに精密な流通経路を構築すると同時に、文化発信を通じて、日本の酒造技術と飲食文化の美意識に対する消費者の深層理解を喚起する」と表明しました。日本貿易振興機構の代表者は開幕式で、「中国は日本産酒類の輸出において最も成長が速い市場の一つであり、大きなポテンシャルを秘めている」と強調しました。今回のイベントは、日本酒メーカーと中国の調達先を結ぶ直結プラットフォームを構築しただけでなく、文化発信と産業連携を通じて、中日酒類貿易の高度化推進に寄与しています。

今回のイベントは「サケサミット2025」で幕を開け、BtoBマッチング機能を強化し、日本酒・焼酎・泡盛・梅酒・ウイスキー・ビールなど1000点超の特色ある酒類を携えた80社以上の日本産酒類出展企業が集結し、試飲・商談・文化展示が融合した多次元体験空間を創出しました。中日当局が共同で構築した貿易プラットフォームを通じて、日本の酒類メーカーと中国の代理店や飲食企業との直接取引が促進されました。同イベントには多くの酒類販売業者・飲食関係者・業界専門家が来場し、熱気あふれる展示会場では活発な商談活動が展開されました。

同時に、「新製品発表コーナー」では中国市場初登場となる数量限定日本酒やプレミアム焼酎などが集中的に展示され、一部製品は現代技術と伝統レシピを融合させており、多数のバイヤーを誘致しました。

サミット会場に特設された無形文化遺産テーマ展示エリアと二つの重要なマスタークラスが、この見本市に文化的な意味を添えました。来場者は間近で体感することで、ユネスコ無形文化遺産である日本の「伝統的な酒造り」が放つ独特の魅力、及び麹菌を活用する千年にわたる酒造りの知恵をより深く感じられました。

開幕式終了後から7月13日まで、同イベントはサケサミットから都市消費シーンへと展開されます。日本貿易振興機構は上海・北京の40軒余りの特色ある飲食店やトレンディなバーと連携し、「日本酒試飲セット」「焼酎カクテル」などのテーマ企画を展開しています。今後、同イベントは全国の主要都市へと拡大するとともに、越境ECライブコマースやオンライン試飲会などのデジタルマーケティング手法を模索し、ECプラットフォームと連携して「体験+消費」の一体化したネットワークを構築します。

出典:WeChat公式アカウント「虹橋品匯」