上海国際海運センター、船舶燃料充填サービスのデジタル化新時代を切り開く

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-04-03

4月1日午後15時45分、「中海環球」(CSCL GLOBE)船は臨港新エリア国際海運デジタル船用品供給サービスプラットフォームで燃料補給を申請し、中国船舶燃料有限責任公司はプラットフォームのスマート船用品供給モジュールに基づいて需給のマッチングと電子契約を完了し、税関と海事部門にリアルタイムで資料を提出してペーパーレス申告・承認を完了しました。

注油作業中に、バンカリングに設置された質量流量計は燃料密度や給油量などの注油データをリアルタイムで読み取り、国際海運デジタル船用品供給サービスプラットフォーム、税関と海事システムに同時にプッシュし、動的な監視システムを形成します。

注油作業終了後に、プラットフォームは自動的に電子燃料油供給証明書(eBDN)を生成し、船用品供給サービスの双方と税関・海事システムにプッシュし、オンライン署名と清算決済、税関申告消込、eBDNチェックを完了し、「ワンストップ受付」と全プロセスのデジタル化を実現しました。これは臨港新エリアの国際海運デジタル船用品供給サービスプラットフォームが初めて実施した試行プロジェクトで、上海国際海運センターの建設が船舶燃料充填サービスの全プロセスのデジタル化を実現した新時代を正式に切り開いたことを示しています。

昨年11月、臨港新エリア国際海運デジタル船用品供給サービスプラットフォームは正式に稼働し、船用品供給産業チェーンの企業に需要予測、ビジネスチャンスマッチング、注文管理、電子契約、作業申告、書類流通、スマートスケジューリングなどの総合サービスを提供し、全プロセスが電子化されたデジタル船舶燃料充填サービスの構築を目指してきました。現在、V.Group、カストロール、ABBなど第1陣の14社が正式にプラットフォームに入居して業務を展開しています。

これを踏まえ、臨港新エリア管理委員会は上海海事局・上海税関・中国船舶燃料・中遠海運科技・E&Pインターナショナル、大宗易行、杭州海頂、ワゴインターナショナルなどの機関・企業と共同で、バンカリングの質量流量計システムの改修・アップグレードを行い、データ読取伝送端末を設置し、監督管理部門のデータインタフェースと連携し、流量計データに基づくeBDNの生成から政務処理システムの対応までのデジタル化された全プロセスを共同で設計・構築し、eBDNモジュールを成功的に開発・使用開始し、プラットフォームの注油データのリアルタイム伝送、eBDN自動生成・流通、注油作業現場のリアルタイムモニタリングなど機能の注油全プロセスの閉ループを実現し、全プロセスのデジタル化された船舶燃料充填サービスを力強くサポートしています。

デジタル船舶燃料充填は、従来の燃料充填モデルの効率・正確性・透明度及びコンプライアンスなどにおけるデメリットを効果的に解決することができます。また、従来の燃料充填のプロセスが煩雑な問題に対して、全プロセスのデジタル化された船舶燃料充填は多方面のオンラインリアルタイム検証を通じて、給油データとファイルの真実性を確保すると同時に、データのリアルタイム伝送とシステムの直接接続を通じてデータの重複入力を減らし、給油側と船主の港での待機時間を大幅に減らすことができます。

より広い意味で、臨港新エリア国際海運デジタル船用品供給サービスプラットフォームの導入は、港湾の「非効率で粗放的」な管理から「正確でスマート」な管理への転換を後押しし、上海の港の総合サービス能力と国際競争力をさらに高め、上海国際海運センターのエネルギーレベル向上を推進するために原動力を提供しています。

出典:上観新聞