2025中日(上海)ヘルスケア産業交流会開催

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-03-31

3月21日午前、上海市人民対外友好協会と在上海日本国総領事館が共催する「浦江に集まる知恵、共に未来へ」2025中日(上海)ヘルスケア産業交流会が閔行区の「大零号湾(グランドネオベイ)」で開催されました。

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3月21日午前、2025中日(上海)ヘルスケア産業交流会が閔行区の「大零号湾」で開催されました。(写真・上海市人民対外友好協会)

上海市人民対外友好協会の陳靖会長はあいさつの中で、「上海市は常に養老事業の発展を高度に重視し、養老と医療・科学技術などの分野との融合を積極的に推進している。日本はヘルスケア分野で経験が豊富で、双方が交流と協力をさらに強化し、科学技術がヘルスケア産業の発展をサポートする新モデルを共同で模索し、ウィンウィンの発展を推進することを期待している」と語りました。

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交流会であいさつをする上海市人民対外友好協会の陳靖会長(写真・上海市人民対外友好協会)

岡田勝総領事はあいさつで、「高齢化社会への対応は日中両国が直面している共通の課題であり、日中協力のポテンシャルが大きい分野でもある。交流会をきっかけに、日中それぞれの優位性を生かし、未来に向けた両国の協力を推進することを心から望んでいる」と述べました。

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交流会であいさつをする在上海日本国総領事館の岡田勝総領事(写真・上海市人民対外友好協会)

交流会で、閔行区人民代表大会常務委員会の王観宝主任は、閔行区が人口高齢化に積極的に対応している状況を紹介し、大阪府上海経済事務所の山田将義所長は2025大阪・関西万博について紹介しました。

上海市民政局の沈敏副局長、上海市科学技術委員会二級巡視員で生物医薬処長の曹宏明氏、日本貿易振興機構上海事務所越境EC市場開拓部長の田中正義氏、上海市老年学会長の朱建江教授はそれぞれ「協力で産業の新たな発展を促進し、手を携えて人口高齢化に対応する」、「上海市の養老関連の科学技術の発展現状と政策解説」、「日本の養老産業の中国での発展状況」、「シルバー経済の発展と政策革新」をテーマとした基調講演を行いました。

特別発言のセッションでは、大零号湾グループ、三井住友海上火災保険(中国)有限公司、東京海上日動火災保険(中国)有限公司、上海鵬都健康科技発展有限公司など14社の中日の養老業界の企業代表者は、「科学技術革新とスマート養老」、「モデル普及とデジタルのエンパワーメント」、「産業エコシステムとシルバー経済」の三つの面から、実践事例と考察をめぐって熱く語りました。

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対話セッションで、「コミュニティ実践とシーンでの応用」の議題をめぐって深い検討を展開する参加者たち(写真・上海市人民対外友好協会)

ゲストとの対話セッションでは、参加者は「コミュニティ実践とシーンでの応用」の議題をめぐって深い検討を展開しました。参加者全員は、中日両国のヘルスケア分野における協力は技術とサービスの交流だけでなく、文化と理念の多元的な融合であり、両国の文化と心の通じ合いを促進し、ヘルスケア事業の質の高い発展を後押しするのに有利であると一致して認識していました。日本のプレシジョンヘルスケアが上海文化とスマートヘルスケアと出会い、科学技術と人文は共に長寿時代に輝く「シルバーエイジの橋」を架け、より多くの高齢者が尊厳をもって晩年の生命の輝きを放つよう後押ししています。

会議の後に、上海市人民対外友好協会の宿琳副会長は日本企業の代表者と共同で新東苑・快楽家園、上海新虹橋国際医学センターを視察し、上海の高齢者向けサービスと国際化された健康・医療の発展状況と成果を実地で確認しました。

出典:上海市人民対外友好協会アジア処、澎湃新聞(The Paper)