アジア最大規模の国際eスポーツ大会「ヒーローACL」、上海での開催が決定

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-03-24

ヒーローeスポーツが主催するアジア初の国際総合型eスポーツイベント、eスポーツアジアチャンピオンズリーグ(略してヒーローACL)が3月19日、上海でスタートしました。ヒーローACLのファイナルは5月16日から18日まで上海のランドマーク会場で開催され、多くの海外観客が上海で大会を観戦することになります。

ヒーローACLのファイナルは5月16日から18日まで上海のランドマーク会場で開催されることが決定しました。(写真・上観新聞)

現在アジアトップレベルで、最大規模の国際的な総合eスポーツイベントとして、第1回ヒーローACLは、「カウンターストライク2」、「Dota2」、「王者栄耀」、「ストリートファイター6」、「リーグ・オブ・レジェンド」を含む9つのトップレベルのeスポーツ種目が行われ、賞金プールは合計1500万元に達します。複数の競技種目ではeスポーツワールドカップ(EWC)への直接出場権も獲得することができるため、アジアのeスポーツの発展に新たな活力を吹き込みます。

ヒーローACLには3000人以上の海外選手が参加を申し込んでおり、うち、約500人が上海会場にやって来る予定です。ファイナルは5月中旬に上海で開催され、チケットの約10%が海外市場に発売されます。「多くの海外選手や観客は中国や上海を訪れるのが初めてなので、彼らの体験は各プラットフォームを通じて広く伝えられ、中国・上海の文化観光の特色も世界にアピールされます」。ヒーローeスポーツ共同創業者兼コンテンツビジネスグループプレジデントで、ヒーローACL主席の謝帆氏は、「『ストリートファイター6』などの有名なeスポーツIPのトップレベルのイベントが上海で開催されることは、世界中のプレイヤーの注目を集めると同時に、国内選手もEWCの出場権を獲得し、国際舞台で中国eスポーツの姿を披露する機会が得られます」と述べました。「『上海へ招待』することと『海外へ進出』することを組み合わせることで、世界のデジタル娯楽産業における上海の影響力をさらに高めます」。

それだけでなく、ヒーローACLはeスポーツイベントブランドの「DreamHack(ドリームハッカー)」とコラボして、一部の試合をDreamHackドリームハッカー超感覚プレイヤーフェスティバルの会場に移します。イベントには、世界トップレベルのeスポーツ選手、最先端のゲームテクノロジー、豊富なグッズ製品、多くの情熱的なファンが集結し、ハイスペックのイベントと没入型体験を提供します。

また、ヒーローeスポーツは上海久事と錦江国際と手を携えて、それぞれの資源的優位性を十分に発揮し、チケット、会場、関連グッズ、移動・宿泊などの多方面で、文化・スポーツ・観光・ビジネス・展示が連携する新たな道を共同で模索し、力を合わせて上海の「世界的に有名なスポーツシティー」と「世界eスポーツの都市」の建設を推進し、都市文化のソフトパワーを強化し、アジアさらには世界中の観客に上海のeスポーツの魅力と文化的蓄積を感じてもらいます。

アジア最大規模の国際eスポーツ大会はなぜ上海で開催すると決められたのでしょうか。これに対し、ヒーローACLの最高経営責任者兼ブランド責任者の王忻晹氏は、「上海には完備して成熟したeスポーツエコシステムが備えられており、政策・資金・人材などの面ですべて整っているので、国際的な影響力を持つ独自のeスポーツIPをインキュベートできたのは当然なことです」と語りました。

出典:上観新聞(Shanghai Observer)、文匯報