トランジットビザ免除政策実施3か月、1万1000人の外国人旅客が浦東国際空港で同政策を利用

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-03-18

2024年12月17日より、中国国家移民管理局はトランジットビザ免除政策を全面的に緩和・最適化しました。中国を経由して第三国(地域)に渡航する外国人がノービザで滞在できる時間を従来の72時間または144時間から一律に240時間(10日間)に延長しました。また、ノービザで出入国できる口岸(出入国検査場)を21カ所追加し、滞在・活動可能なエリアもさらに拡大しました。

上海空港出入国検査所によると、新政策の施行から3か月が経過した3月16日までに、浦東国際空港では1万1000人以上の外国人旅客が240時間トランジットビザ免除措置を利用したとのことです。前年の144時間トランジットビザ免除利用者数と比較して52%増加しました。浦東国際空港口岸で同措置を利用して入国した外国人の大半はロシア、アメリカ、イギリス、カナダ、スウェーデンなどの欧米圏からの旅客で、全体の90%以上を占めています。

浦東国際空港出入国検査所での240時間トランジットビザ免除制度の円滑な利用を確保し、観光客のスムーズな出入国を支援するために、上海空港出入国検査所は精確な勤務支援システムを開発し、リアルタイムで客流を分析し、混雑する時間帯に事前にチェックレーンを増設し、通関時間を短縮します。また、航空会社の事前申告情報を活用し、トランジット旅客の情報を事前に審査し、現地での審査手続きを簡素化して待ち時間を短縮しました。さらに、すべての入国審査レーンをトランジットビザ免除に対応できるようにアップグレードし、一時入国許可証の印刷機を増設し、通関効率を向上させました。

また、空港では警察官の「外国語ボランティア100人チーム」を編成し、24時間体制で出入国旅客に多言語の緊急翻訳対応、政策相談、サポートサービスなどを提供します。

浦東国際空港の「外国人向けワンストップ総合サービスセンター」と提携し、ボランティアサービスを展開し、一流口岸ビジネス環境を作り出し、上海が訪中観光の「ファーストストップ」への構築を支援し、「通関人数」を「経済成長」に変換するよう後押ししています。

出典:上観新聞(Shanghai Observer)・文匯報