中国最大級の国際総合食品見本市「SIAL上海2025」が開幕

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5月19日、SIAL上海2025が上海新国際博覧センターで開幕し、75カ国・地域から5000社以上の出展企業が参加し、35万点の新規・特色・ユニークな商品を展示しました。

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見本市会場の様子(写真提供・SIAL上海)

今回の見本市では、世界中から35万点の特色ある良品が集結し、アジア・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアなどにおける主要生産地の高品質製品が集まっています。例えば、フランスやブラジルなどの牛肉・羊肉をはじめ、フランスワイン、スペインのハモンイベリコ、デンマークのクッキー、韓国の特色焼酎、タイのドリアン製品などが展示されています。

一方、中国食品業界をリードするブランドである中糧、光明食品、三只松鼠、東阿阿膠、塩津鋪子などが今年の新製品を一堂に展示し、中国食品飲料産業の変革を推進する新たな成長エンジンを多角的にアピールしました。

今回の見本市は、全国30以上の省・市や商工会議所が共同で出展をサポートし、中国食品の多様性を展示したと同時に、SIAL上海に依拠して地域の制限を超え、国際舞台で大いに輝き、中国の豊かな飲食文化と特色ある食品の魅力を世界にアピールする機会となりました。

見本市はまた、イタリアの国際ピザフェア「Tutto Pizza」との初コラボレーションを実現し、「Tutto Pizza」のテーマ展示エリアを設けました。同時期に発表された「2025ピザ新ポテンシャル白書」は、データインサイトで産業の高度化を推進し、業界の戦略的意思決定を支える基盤を提供しています。

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第7回SIAL世界食品産業サミット(写真提供・SIAL上海)

第7回SIAL世界食品産業サミットは「内部での整備と外部への発信」をめぐり、見本市開催期間中に10回のテーマ別フォーラムを開催し、国内外の業界専門家やトップ企業の代表が集結し、食品業界の課題を突き詰める議論を展開しながら、実践的なノウハウや成功事例を共有しました。

このほか、食品業界の「アカデミー賞」と称される第23回SIALイノベーションアワードの受賞リストも正式に発表されます。国際審査委員会が世界中から集まった605点の応募製品の中から、金・銀・銅賞およびトップ10にランクインしたイノベーション製品を選定し、世界食品業界のイノベーション活力を全面的に示します。

見本市初日には、世界中の大手バイヤーが会場に集結し、出展企業と複数の協力意向を締結しました。世界三大食品展の一つであるSIALは、毎年新製品や新技術を披露するとともに、グローバルなワンストップ調達プラットフォームとして、出展企業とバイヤーにサービスを提供し続け、世界市場を繋ぐ架け橋となっています。

出典:中国新聞網・上海、SIAL上海