グローバルブランド中国オンライントップ500レポート:上海から92ブランドがランクイン、国内首位に

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5月21日、北京大学国家発展研究院が世界初となる質の高い発展に特化した消費指数シリーズ「中国オンライン消費財ブランド指数:2023-2025年」を発表しました。研究チームは、淘宝(タオバオ)と天猫(Tmall)プラットフォームの販売実績・価格設定・検索動向・高評価レビュー等の角度から、ブランド品質を総合的に評価し、実際の消費者購買行動に基づく世界初のブランドランキング「グローバルブランド中国オンライントップ500」を作成しました。最終的に、アップル・ファーウェイ・シャオミが上位3位を占め、中国消費者に最も支持されるブランドとなりました。

同レポートはさらに評価スコアのトップ1000ブランドを対象とし、ブランド設立日・本社所在地・ランクインしたブランドのイノベーション特性といった多角的な視点から詳細な分析を行っていました。上海は92のブランドがランクインし、中国の消費財ブランド創出のリーディング都市となっており、杭州が89のブランドで続き、第3位の広州と第4位の深センを大幅に上回っています。国際的な上海ブランドは幅広い分野に展開しているが、中でも化粧品・パーソナルケア業界において特に存在感を発揮しています。

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中国のブランド数トップ10都市(グラフ提供・上観新聞)

アナリストによると、地域ブランド創出の活力は、主に産業構造・政策的基盤・ビジネス環境などの要因に影響されています。中国市場は電子商取引の浸透率が高いという独自の特性を持ち、電子商取引は企業のブランド創出に大きな影響を与えています。過去20年以上にわたり、電子商取引は中国の消費財ブランド創出を牽引してきた最大の原動力です。中国の産業は新たな発展段階に入り、成熟した産業ベルトにおいて数多くの消費財ブランドが育成されています。この背景には電子商取引の牽引力が看過できない役割を果たしています。

出典:上観新聞