2026年秋冬上海ファッションウィークが開幕
3月25日夜、中国ファッションブランドのHPLY(荷比儷)が、黄浦区に位置する観光・ショッピング中心地、新天地・太平湖に設置された特設会場「紅庭」にて、コレクション「未境之旅(果てなき旅)」を発表し、2026年秋冬上海ファッションウィークの幕開けを飾りました。今シーズンは、着実なステップアップを意味する「設級而上」というテーマを掲げており、一歩ずつ階段を上るように進歩し続ける姿勢を示し、ファッション産業におけるデザインの中核的な牽引力を強調しています。
上海ファッションウィークに初登場するHPLY(荷比儷)(写真提供・文匯報)
今回が上海ファッションウィーク初登場となるHPLY(荷比儷)は、「大人のための童話」というコンセプトのもとに、ブランドを象徴するレースのモチーフに、キノコの家や草木といったファンタジー要素を織り交ぜてショーを展開します。「しなやかさと強さの交錯、コントラストのあるモダン」というブランド理念を体現し、没入感ある演出を通じて、現代女性の多様な美しさを表現しました。
HPLY荷比儷が披露する開幕ショー(写真提供・解放日報)
開幕ショーに続き、注目ブランドが相次いで登場します。デザイナーズブランドFeng Chen Wangはブランド設立10周年を記念し、アニバーサリーショーの開催を予定しています。HEMU(荷木)やSUNCUN(三寸盛京)といったブランドは、文化的要素をデザインに取り入れ、ファッションを通じて中国伝統文化の新たなあり方を示します。一方、AURA FENGGYやMOUTION(茉尋)などのテックウェアブランドは、特定のライフスタイルに特化した機能性ウェアに焦点を当て、テクノロジーとファッションの高度な融合を体現します。
上海ファッションウィークが掲げる「アジア最大級のオーダーシーズン」を支える主要企画として、2026秋冬MODE上海服装服飾展も同日、長寧区の晶耀虹橋にて開幕しました。同イベントは、商談マッチングや業界交流のプラットフォームとしての役割を引き続き果たしつつ、コンテンツの多様性をさらに拡充し、出展ブランドも一層多彩になっています。今回初出展となる中国のエスニックファッションブランドEP YAYING(雅瑩)が、ランウェイと展示を連動させる形式で、世界中のバイヤーに向けて新作の先行披露やハイエンドな「ブルーラベル」シリーズの公開を行う予定です。
2026秋冬MODE上海服装服飾展(写真提供・MODE上海服装服飾展)
MODE展は引き続き、異文化対話と業界交流のプラットフォームとしての役割を担い、複数の有力ショールームと連携し、韓国、イタリア、タイ、ベトナム、ギリシャ、ウルグアイなど各国・地域のブランドを集結させ、海外ブランドの中国市場参入に新たな機会を創出していきます。
また、会期中には没入型の体験イベントも多数開催されます。3月27日~4月6日には徐匯区の尚街LOFTで、「上海オーダーメイド・Shanghai Style」をテーマにした「2026上海オーダーメイドファッションフェスティバル」が開催されます。無形文化遺産の職人技を体感できるマーケット、カスタム生地の展示販売、新中式(新しい中国スタイル)美学およびオートクチュール体験などを融合させ、文化・商業・観光・展示会が一体となった空間を創出します。さらに4月1日には、今シーズンの締めくくりとして、メゾン・マルジェラによる2026年秋冬コレクションが上海にて世界初披露されます。あわせて4月2日〜6日には、同ブランドのアーカイブアイテムと最新作を織り交ぜた「創芸の道:オートクチュール」特別展が開催され、ブランドのクラフツマンシップと芸術性を発信します。
2026年秋冬上海ファッションウィーク期間中、さまざまなファッションイベントが上海で開催。(写真提供・文匯報)
出典:上観新聞、解放日報、文匯報