東方明珠が「ちいかわテーマワールド」に変身--水・陸・空の三次元の没入型体験を演出
10月20日、上海の東方明珠テレビタワーとその周辺エリアが「ちいかわテーマワールド」に変身しました。
10月26日まで開催される「ちいかわ×天猫1周年パーティー」は、東方明珠タワー、シティプラザ、「上海之星」遊覧船の3つの主要エリアと連動し、一体感のあるテーマ空間を創出しています。開幕当日には、ちいかわ、ハチワレ、うさぎの3大キャラクターがサプライズで遊覧船に登場し、来場者と一緒に写真を撮ったり交流したりしながら、黄浦江の風景を満喫しました。

東方明珠タワーの外壁に「登場」し、浦東を見下ろす巨大なちいかわのバルーン(撮影・周馨/新民晩報)
地上エリアの中心は、東方明珠シティプラザ。3つの巨大バルーンが視覚的な焦点となり、入口はキャラクターの耳をかたどったゲートにデザインされています。さらに、タワーや遊覧船の要素を取り入れたテーマ撮影スポットも設けられています。ピンク・ブルー・イエローの3色で彩られた広場の階段の途中には、体験型のミッションポイントも設置されています。それらをクリアすると限定グッズがもらえ、来場者はたっぷり「ちいかわの世界」に浸ることができます。

地上エリアの様子(撮影・周馨/新民晩報)
高空エリアも工夫が凝らされています。高さ259mのガラス回廊では、今回初めてIP(知的財産)コラボが行われ、通路全体が「ちいかわ」のデザインで装飾されました。来場者はキャラクターたちと写真撮影を楽しみながら、浦東の街並みを一望できます。まさに「高空×かわいいキャラクター」という特別な体験を味わえます。
水上エリアの「上海之星」遊覧船も全面的にリニューアルされました。船体の外側はテーマデザインで覆われ、内部は青空と白い雲を背景に、ちいかわたちが楽しむシーンが広がっています。乗船者にはオリジナル記念チケットが配られ、黄浦江クルーズそのものが「動くちいかわテーマパーク」となっています。

「上海之星」遊覧船(撮影・周馨/新民晩報)
今回のイベントは、複数の施設による初の本格的なコラボであり、「水・陸・空の三次元連動」という新しい形式で浦東エリアのカーニバルに「かわいらしい活力」を注入したものとなりました。上海を代表する観光ランドマークである東方明珠タワーは、ちいかわの癒やしの魅力を通じて、従来の観光空間に若々しさと遊び心を加え、IPと都市ランドマークの融合という新たな可能性を探り続けています。
出典:上観新聞、新民晩報