「訪れたい買いたい」——外国人観光客が連休中に上海・南京路を満喫

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今回の連休期間、インバウンド観光市場は活況を呈した。中でも、上海、北京、広州、深圳、成都、重慶などの都市は、外国人観光客にとって人気のインバウンド観光都市となった。

データによると、今年の国慶節・中秋節連休中、上海税関が審査した出国時税金還付対象商品の総額は5768万元に達し、インバウンド消費の潜在力が引き続き拡大した。近年、上海は「中国インバウンド観光の最初の訪問地」づくりに注力し、出国時税金還付制度の改善とアップグレードを進めるとともに、サービス体験と消費の利便性を向上させることで、外国人観光客の「訪れたい・買いたい」という意欲を支える重要な基盤を築いている。

「中華商業第一の街」と称される南京路は、上海を代表する最も繁華な商業中心地の1つだ。「ビザ免除」対象国が拡大するにつれ、ここを訪れて買い物を楽しむ外国人観光客が多く見られるようになっている。

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連休中の南京路商圏(写真提供・黄浦区融媒体センター)

南京路のある店舗のスタッフによれば、「外国人客には特にオーディオ関連製品やスマートウォッチが人気で、この2つのカテゴリーが売上の大きな割合を占めている」とのことだ。

また、斬新なデザインとテクノロジー感にあふれる3C製品(PC・通信・家電)のほか、中国伝統文化を感じさせる商品も外国人観光客に人気がある。豫園のある扇子専門店の店長は「外国人観光客は私たちの伝統文化を理解していて、中国文化が好きだからこそこの商品を選んでくださいます」と語った。

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連休中の南京路商圏(写真提供・黄浦区融媒体センター)

上海は全国で最も早く外国人観光客向けのショッピング出国時税金還付制度を導入した都市の1つだ。上海には、老舗ブランド、上海独自のショップ、ファッションモール、国際的な高級ブランドなどが集まる税金還付対象店が多くある。さらに、外国人観光客が出国時税金還付手続きをより迅速・便利に行えるよう、南京路が位置する黄浦区では、今年、全国初となるセルフ税金還付端末を試験的に導入した。

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連休中の南京路商圏(写真提供・黄浦区融媒体センター)

上海市黄浦区商務委員会の邱文主任は、「現在、黄浦区全体で300以上の税金還付対象店舗が登録されており、取り扱うブランドは1000以上に上り、税金還付集中払い戻しスポットは全域をカバーしている。黄浦区には南京路・淮海路・豫園という3大商業圏があり、制度実施から1年で出国時税金還付手続きの件数は300%増加し、対象商品の売上額も倍増した」と述べました。

出典:中国中央テレビ (CCTV)