夏休み期間中、上海出入国検査総局が出入国旅客743万人を検査、前年比14.7%増
暑運(夏休みの帰省・旅行に伴う輸送体制)期間中、上海の出入国審査場を利用した出入国旅客数は高水準で推移しています。上海出入国検査総局が9月2日に発表したデータによると、7月1日から8月31日までの期間、上海出入国検査機関が上海の出入国審査場で検査した出入国旅客は延べ743万人に達し、1日あたり12万人、前年同期比14.7%増となりました。そのうち、8月9日には上海出入国審査場で審査を受けた旅客数が14万3000人に達し、今年に入ってから1日あたりの出入国旅客数としては最高記録を更新しました。

上海出入国検査所(写真提供・上観新聞)
国際線の継続的な再開と観光市場の回復に伴い、家族連れの旅行や夏休み中の研修旅行など多様な旅客需要が重なり、浦東と虹橋の2つの国際空港では出入国ピークが相次いでいます。統計によると、暑運において、上海出入国検査機関は浦東と虹橋の2つの国際空港で累計238万人以上の中国大陸旅客の出国を審査し、出国旅客総数の67.4%を占めました。旅行先としては日本、韓国、シンガポール、タイ、中国香港などの国・地域が主流でした。上海のクルーズ市場も活況を呈しています。暑運において、上海クルーズ港を出入国したクルーズ船は91便、出入国旅客数は延べ40万8000人に達し、前年同期比28.3%増加しました。このうち、家族連れ、卒業生、高齢者層などの旅客層が重なり、特に子連れの観光客が大部分を占めました。

上海出入国検査所(写真提供・上観新聞)
特筆すべきは、中国が一方的なビザ免除や相互ビザ免除措置の適用範囲を拡大し、中国国家移民管理局が出入国円滑化措置を継続的に導入する中で、出入国審査プロセスの最適化が進み続け、外国人観光客による「中国旅行」の人気は衰えを見せません。浦東国際空港では、中国旅行を終えたばかりのドミニカ人観光客一家が「中国は最高の国です!」と感嘆の声を上げました。暑運期間中、上海出入国検査機関が検査した入国外国人旅客数は延べ約80万人に達し、前年同期比34.8%増となりました。うち、ビザ免除政策と240時間以内のトランジットビザ免除政策を利用して上海から入国した外国人旅客は41万1000人で、入国外国人旅客総数の51%以上を占め、前年同期比218%増となりました。
浦東国際空港では、中国旅行を終えたばかりのドミニカ人観光客一家が「中国は最高の国です!」と感嘆の声を上げました。
出入国審査場の審査を効率的かつ円滑に確保するため、上海出入国検査機関は「12367」サービスホットラインを増設し、24時間体制で国内外の旅客の問い合わせに対応しています。出入国審査場では、旅客数の分析・予測や警備員の動的増援などの勤務体制を科学的に実施し、eチャネル・有人レーンや中国人旅客・外国人旅客用通路の設定を的確に調整し、安全かつ円滑な出入国を確保しています。同時に、上海出入国検査機関は空港の出入国審査場で外国人旅客向けのタイプ・エリア別検査を革新的に実施し、「機内記入、オンライン申告」方式の外国人入国カード記入モデルを推進しています。クルーズ港では、外国人旅客の割合が高いクルーズ船に対して「船上審査」方式を採用し、クルーズ船の旅客が「寄港後即時下船」することができ、クルーズターミナルでの出入国効率を実質的に向上させています。
出典:上観新聞