中国の一方的なビザ免除政策に関するQ&A
(写真・VCG)
Q1:中国の一方的なビザ免除政策が適用される国はどの国ですか?
A:ブルネイ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、マレーシア、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルク、ニュージーランド、オーストラリア、ポーランド、ポルトガル、ギリシャ、キプロス、スロベニア、スロバキア、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランド、アンドラ、モナコ、リヒテンシュタイン、韓国、ブルガリア、ルーマニア、クロアチア、モンテネグロ、北マケドニア、マルタ、エストニア、ラトビア、日本を含む38ヶ国です。以上の国の普通旅券をお持ちの方が、ビジネス・観光・親族訪問・交流、またはトランジットなどの目的で中国に入国して30日を超えない場合、ビザなしで入国することができます。
Q2:外国人がビザ免除政策を利用して中国に入国する場合、在外中国大使館や領事館を通じて事前申告する必要がありますか?
A:対象となる外国人が、ビザなしで中国に入国する際、在外中国大使館や領事館に事前に申告する必要はありません。
Q3:中国の出入国管理部門は、中国訪問の目的をどのように確認しますか?中国に入国する際、パスポートの他の書類を持参する必要がありますか?
A:ビザ免除政策で定められたビジネス・観光・親族友人訪問・交流訪問、トランジットなどの目的で中国に入国する外国人は、中国の出入国管理部門の法令に基づいた審査を経て入国が許可されます。そして、中国への入国理由がビザ免除政策の規定に該当しない場合や、その他法律で定められた入国禁止の要件に該当する外国人については、出入国管理部門が法令に基づいて入国不許可の決定を下します。入国理由を示す招待状、航空券、ホテルの予約確認書などの証明書を持参することをお勧めします。なお、就労・就学・取材報道などの目的で中国に入国される方はビザ免除の対象外となります。
Q4:未成年者がビザ免除措置を利用し中国に入国する場合、特別な条件はありますか?
A:未成年者がビザなしで中国に入国する際にも、成人と同じ条件が適用されます。
Q5:入国書類の種類や有効期限に条件はありますか?
A:外国人が中国に入国する際は、有効期限内の普通旅券を所持している必要があり、その有効期限は中国での滞在日をカバーしていなかればなりません。旅行証、臨時または緊急の証明書など、普通旅券以外の証明書を持つ外国人は、ビザなしで中国に入国することはできません。
Q6:30日の滞在期間はどのように計算しますか?
A:ビザ免除措置に該当する外国人は入国した日から30日目の24時まで継続して滞在することができます。
Q7:外国人は自国以外から中国へ入国することができますか?
A:ビザなしで中国に入国できる外国人は、中国以外のどの国(地域)からでも中国への入国ができます。
Q8:航空機以外の入国にもビザ免除措置は適用されますか?
A:一方的なビザ免除措置は、外国人に開放されているすべての海・陸・空からの入国に適用されます(法令や2国間協定に別段の定めがある場合を除く)。自家用交通手段で中国へ入国する場合も、中国の関連法規に従って、自家用交通手段の出入国手続きを行う必要があります。
Q9:観光団体でもビザなしで中国へ入国できますか?
A:中国へのビザなし入国の対象となっている外国人は、団体旅行・個人旅行を問わず、ビザなしでの入国が可能です。
Q10:中国での滞在期間が30日を超える場合、延長申請は可能ですか?
A:外国人が30日を超えて中国に滞在する場合は、事前に在外中国大使館・領事館にて、渡航理由に応じたビザを申請する必要があります。ビザなしで中国に入国した後、合理的で正当的な理由により引き続き中国での滞在が必要である場合は、当地の公安機関の出入国管理部門に滞在許可の申請をする必要があります。
Q11:中国に複数回の入国することは可能ですか。出国から次の入国までの期間や、ビザなし入国の回数や合計滞在日数に制限はありますか?
A:ビザなし入国の条件を満たした外国人は、複数回の中国への入国が可能です。今のところ、ビザなし入国の回数や、総滞在日数に制限はありませんが、入国理由にそぐわない活動を行わないようにご注意ください。
出典:WeChat公式アカウント「領事エクスプレス」