浦東空港、8つのサービスを開始 上海の国際航空ハブ建設を後押し
このたび、上海浦東空港は、国際線乗継客のニーズに応じた8つの新サービスを一挙に発表しました。これらは、上海の航空ハブとしてのサービス水準とイメージを大幅に向上させ、より多くの国際旅客の上海への訪問や、乗継地としての選択を促すことが期待されています。
7月1日より順次提供が開始される8つの新サービスは「乗り継ぎ接続の最短時間」「24時間通関」「乗り継ぎ安心サービス」「浦楽GOミニプログラム」「深夜ステーション」「フライト遅延時サービス」「遺失物迅速検索サービス」「ペット同伴サービス」です。
乗り継ぎ接続の最短時間
同一ターミナル内の乗り継ぎ接続の時間は、国内線から国内線が60分、国内線と国際線、国際線から国際線が75分で、ターミナル(T1とS1、T2とS2)をまたぐ場合は、国内線から国内線が75分、国内線と国際線、国際線から国際線が90分とされています。
24時間通関
国際と中国の香港・マカオ・台湾行き出発エリアの税関・出国審査・保安検査の通路が24時間稼働となります。また、出国時の税金還付手続き、自動チェックイン機、自動手荷物預け機なども24時間利用可能となります。
乗り継ぎ安心サービス
乗り継ぎ客向けに休憩サービスを充実させます。手始めに13台の休憩キャビンと11室のシャワールームを導入し、新たな空港ホテルもオープンする予定です。将来的にはカプセルホテルの設置も計画されています。
浦楽GOミニプログラム
搭乗口付近で「浦楽GO」ミニプログラムを利用することで、保安検査エリア内の店舗に限定されずに、外部の飲食デリバリーを注文できるようになります。
深夜ステーション&フライト遅延時サービス
T1国内到着エリア、T2国内混合エリア、サテライト国内混合エリア、国際線出発エリアに、旅客が夜間に休息できる専用仮眠スペースを設置します。また、航空会社と連携し、フライト遅延によって食事に影響が出た旅客に専用の飲食券を提供します。
遺失物迅速検索&ペット同伴サービス
浦東空港のミニプログラム上で遺失物をオンライン検索し、確認後にターミナルで直接受け取ることができます。また、空港内でペット専用のチェックインカウンターが設置され、飼い主とペットが一緒にスムーズに手続きを行えるようになります。そして、専用通路の設置により、搭乗までペットと飼い主が一緒に移動できるようになります。
出典:解放日報