「上海の帆」巡回展が大阪で開幕 上海松江区の企業が共同出展
5月8日、2025年「上海の帆」経済貿易(人文)巡回展が日本の大阪で開幕しました。上海市松江区は招致された出展区・県の一つとして、海外初の全方位的展示をもって、日本と韓国を対象とした1週間の経済交流ミッションを開始しました。
5月8日から14日までの巡回展期間中、松江区はテーマ展示区の設置、企業共同出展の手配、企業同士のマッチングなどを通じて、重点産業システムを体系的に紹介し、地元企業の国際市場進出を支援するとともに、日本や韓国などの国・地域との経済貿易交流と協力を深化させます。

インテックス大阪の松江区ブース(写真提供・松江区)

インテックス大阪の松江区ブース(写真提供・松江区)
インテックス大阪で、松江区は50平方メートルの特設ブースを設置し、科学技術イノベーション、産業高度化、都市建設などの分野における松江区の発展成果を集中的に展示しています。展示内容において、松江区の「2+7」現代産業システムが重点的に紹介されています。中には次世代情報技術と現代設備の2大基幹産業、および先進材料、衛星インターネット、インテリジェントコンピューティングサービス、計測器、生命健康、ファッション消費財、文化観光・映画ドラマの7大重点産業クラスターが含まれています。30社を超える企業が展示会に参加しました。
5月8日、上海市松江区ビジネス環境説明会がインテックス大阪で開催されました。同イベントには日本商工会議所をはじめ、在中日系重点企業、中日の商会・協会などから約100人の商工界のゲストが参加しました。参会した日本企業は、主に先進材料、生命健康、自動車部品などの分野に携わっています。
会場では、松江区の関係部門が「投資環境と科学技術イノベーションエコシステム」「都市計画と都市再生」「生態文明と持続可能な発展」などのテーマをめぐってプレゼンテーションを行いました。プレゼンの内容は産業発展・都市機能・グリーン生態系の3つの中核領域に焦点を当て、科学技術イノベーション、産業構造転換、都市クオリティ向上などにおける松江区の最新成果を紹介しました。
企業事例の共有セッションで、明治株式会社、株式会社アルプス物流及びみずほ銀行の代表者がそれぞれ、松江区での投資経験を共有し、プロジェクトの現地展開から、技術改造と市場拡大まで、松江区の優れたビジネス環境と効率的な政府サービスを多角的に実証しました。
関連データによると、2024年末時点で、松江区が認可した外資系企業は累計7486社に達しました。このうち、日本企業と韓国企業はそれぞれ外資出資元の第3位と第5位を占めています。
松江区は今後もG60科学技術イノベーション回廊の構築を深化させ、グローバルイノベーションネットワークへの接続を加速するとともに、日本・韓国をはじめとする多くの国・地域との間で、産業チェーン、イノベーションチェーン、サプライチェーン分野における協力を深化させ、都市の国際競争力を持続的に向上させていく方針です。
出典:澎湃新聞、上観新聞