日本の和歌山県のジャイアントパンダ4頭、6月末に中国へ返還
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2025-04-28
日本の和歌山県のアドベンチャーワールドは24日、園内で飼育されているジャイアントパンダ全4頭を6月末に中国・成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地へ返還することを発表しました。
今回返還される4頭のパンダは、「中日友好の親善大使」と称された有名な日本に貸し出されたパンダ「永明」の妻と娘たちであり、それぞれ、現在24歳の母「良浜」、8歳の「結浜」、6歳の「彩浜」、4歳の「楓浜」です。
動物園によると、中日間のジャイアントパンダ保護協力プロジェクトが今年8月に期限を迎えます。そのため、輸送時のパンダたちへの身体的負担を軽減するために、気温が比較的涼しい6月中に返還を完了することで双方が合意しました。現在、「良浜」はすでに高齢期に入っており、中国に帰った後は、より整った医療環境のもとで穏やかに晩年を過ごす予定です。また、「結浜」「彩浜」「楓浜」の3頭は、今後、繁殖計画に参加することになります。
さらに、動物園によると、アドベンチャーワールドは1994年からジャイアントパンダの繁殖事業に取り組んでおり、これまでに12回の出産、17頭の赤ちゃんパンダの育成に成功しており、中国国外のジャイアントパンダ繁殖施設の中でもトップクラスの成果を上げています。アドベンチャーワールドは「今回返還される4頭のパンダが中国に戻ってからも、元気で幸せに暮らしてほしい。そして、若いパンダたちには新しい命を育む使命を果たしてほしいです」とコメントしました。
なお、今回の返還後、新たなジャイアントパンダが日本に渡らない場合、東京の上野動物園の「暁暁」と「蕾蕾」の2頭が、日本国内にいる唯一のジャイアントパンダとなります。
出典:新華網