「上海万博から大阪・関西万博へ——アジアグリーンライフアートフェスティバル発表会」が上海で開催

(写真・文匯報)
大阪・関西万博の開幕を目前に控え、「上海万博から大阪・関西万博へ——アジアグリーンライフアートフェスティバル発表会」が上海の王小慧美術館にて開催されました。上海万博のテーマ館の設計に5年間携わっていた著名アーティストの王小慧のチームをはじめ、万博展覧館の設計者、万博イベントの主催者、運営担当者、ボランティアなど、上海万博の成功に貢献した「万博のベテラン」たちが一堂に会し、大阪・関西万博に向けた新たな取り組みについて語り合いました。彼らは「グリーン」と「持続可能な発展」を最優先に、「アジアグリーンライフアートフェスティバル」の構想を掲げました。そして、さらに明確なビジョンとして、上海万博から大阪・関西万博へ、さらには2030リヤド万博へとつなげていく目標を打ち出しました。
在上海日本国総領事館の岡田勝大使は、多忙の中、時間を割いて会場に出席し、情熱あふれるスピーチを行いました。岡田大使は「日中両国の文化には共通点があります。本日、王小慧美術館でこのイベントに参加できることを大変光栄に思います。ぜひ皆さんに上海万博の物語をたくさんシェアしていただきたいと思います」と述べました。
日本商工会議所の横井忠志会長は、このイベントを支持するために特別に上海に駆け付け、自身が中日間の政治・経済・文化の交流のために長年にわたって行ってきた活動を紹介し、アートフェスティバルに対する揺るぎのない支持を表明しました。また、大阪文化館の斉藤浩宇常務副館長は、ビデオメッセージを通じて挨拶し、王小慧美術館との共同発起による「アジアグリーンライフアートフェスティバル」の正式な開始を宣言しました。
アートフェスティバルの指導機関である上海市対外文化交流協会を代表して出席した楊焱処長は祝辞を述べました。彼女は「アジアグリーンライフアートフェスティバルは、大阪・関西万博を基盤にとして生まれたグリーンの饗宴です」と語りました。
2010年上海万博の総合プロデューサーであり、中国工程院院士の呉志強氏は、ドイツから特別にビデオメッセージを寄せ、持続可能な発展の意義と万博の精神について、さまざまな視点から語りました。
発表会では、王小慧美術館の肖関鴻館長が、今回のアジアグリーンライフアートフェスティバルにおける8つのテーマイベントについて紹介し、LBEシリーズ展を通じて、中国の伝統文化のIP群を海外に推し進めていくことを紹介しました。
アジアグリーンライフアートフェスティバルは、中日および世界の多様な文化芸術が交流する盛大なイベントであり、同時に中国のグリーンブランドが世界に羽ばたく舞台でもあります。万博の精神とグリーンなライフスタイルのグローバルな普及を共に推進するものです。会期中に、ハイレベルフォーラム、中日国際映画上映会、書画芸術展、芸能人によるコンサートなど、一連のテーマイベントが催される予定です。
出典:上観新聞、文匯報、王小慧美術館