トラの「紅糖」が上海動物園の人気者に

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-04-09

清明節の連休中、上海動物園の虎ハウスの前は観光客でいっぱいになりました。彼らはみんなここの最新スターであるメスのベンガルトラ「紅糖」(ホンタン)を一目見に来ました。

2024年8月10日に生まれた「紅糖」は、生後間もなく母トラに育児放棄されました。幸いなことに、上海動物園には確立された人工哺育技術があり、「紅糖」は専門の飼育員によるケアを受けながら順調に成長するようになりました。では、なぜこの名前をつけたのでしょうか。飼育員によると、恒温器から出たばかりのベンガルトラの赤ちゃんは、大きな段ボール箱の中でしばらく暮らしていたが、名前をつけようとするとき、この段ボール箱に「紅糖麻花」という文字が書かれているのを見て、皆で相談した結果、「紅糖」と呼ぶことにしたといいます。

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上海動物園の最新スター、トラの「紅糖」(写真・東方網)

「紅糖」は生後4カ月の頃、体重が生まれたときの1キログラム強から12.5キログラムに増えました。動物園は「紅糖」のより健康的な成長を確保するため、中型猛獣展示エリアに移転することにしました。

萌え萌えの大きな頭に、飛び跳ねるのが好きな活発さ、また時々ガラス越しに近づく観客たちを待ち伏せたりして、「紅糖」の「糖度」(可愛らしさ)は日増しに高まり、苦労を惜しまず遠方からわざわざ見に来るファンも少なくありません。

時が経つにつれ、「紅糖」も徐々に成長し、その強健な体と活発な天性により、本来の展示エリアが少し窮屈になっているように見えました。「紅糖」がより自由に暮らせるようにするため、上海動物園は3月下旬、「紅糖」をより大きくて快適な新しい家に引っ越しさせました。

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上海動物園の最新スター、トラの「紅糖」(写真・東方網)

現在、「紅糖」は新しい家の環境に完全に適応し、活気に満ちた姿で観客たちを迎えています。ベスト見学タイミングについては、平日は午前9:30~10:00に「紅糖」が「仕事」を開始し、午後4:00~4:30に「帰宅」します。観光客の多い土日は、来園者を分散させるため、朝8:30ごろに登場し、しばらく活動した後、9:30から10:00の間に一度餌やりのため室内に戻り、その後再び展示エリアに出てきます。また、週末や祝祭日の場合、ベンガルトラ「紅糖」の展示エリアは一方通行が実施されています。

出典:東方網