上海万博博物館が大阪・関西万博に全期間出展
4月13日から10月13日まで、2025大阪・関西万博が開催されます。上海万博博物館は、国際博覧会事務局が認定する世界で唯一の公式博物館・資料研究センターとして、184日間の会期中、今回の万博に出展します。
4月13日に開幕する大阪・関西万博(写真・2025大阪・関西万博)
上海万博博物館の展示館は「次の駅は未来」を展示テーマとし、大阪・関西万博の国際機関パビリオンに設置されています。デジタル技術、インタラクティブ・マルチメディア、映像・実物など様々な展示手法を駆使し、人類社会の進歩と持続可能な発展を推進する万博の変革力と革新力を示すとともに、万博をテーマとしたデジタル展示空間を作り出します。その中で、2010年上海万博開催成功後の上海の発展の成果に焦点を当て、インフラ整備、経済産業の整備、生態環境の整備、都市イメージの向上などの面から上海の都市アップデートの成果を紹介します。紹介によると、大阪へ出発する前に、この展示ホールは既に上海でプレハブ化されており、近々大阪・関西万博パークに移設されるとのことです。
上海万博博物館展示館のイメージ図(写真・上海万博博物館)
上海万博博物館の副館長で専門家の鄒俊氏は、上海万博の申請段階から全過程に携わり、これまでいくつもの万博に立ち会ってきました。彼は今回の大阪・関西万博のレベルに大きな期待を寄せており、「日本で万博を開催するのは今回で6回目です。生命と持続可能な発展に焦点をあてた大阪・関西万博は、社会発展の未来に関する世界的な思考と実践が凝縮された展示会となるでしょう」と述べました。
上海万博博物館は2011年に設立されて以来、韓国の麗水・イタリアのミラノ・カザフスタンのアスタナ・アラブ首長国連邦のドバイと、4回連続で万博に参加しています。上海万博博物館は、万博会場に参加する唯一の博物館であり、日本で全ての来場者に上海の都市の魅力を紹介するとともに、上海のグローバルな持続可能な発展の最新トレンドを発信し、中国と外国の文化交流に新たな要素を提供しています。
日本は長らく中国にとっての重要なインバウンド観光の供給源であり、万博パークは世界各地からの観光客の集散エリアとなっています。大阪・関西万博には約2800万人の来場者が見込まれています。上海と大阪はそれほど離れておらず、上海は全世界の来場者、特に日本の皆様が万博を訪れ、上海万博博物館の展示エリアにお越しいただくことを心より歓迎します。また、実際に上海にもお越しいただき、「魔都」上海の魅力を体験し、万博博物館にお越しください。
合わせて読みたい:
上海万博博物館は上海市黄浦区蒙自路818号に位置し、2017年5月1日に一般公開されました。国際展覧会事務局により認定された唯一の公式の博物館・資料研究センターで、万博を総合的に展示する世界中で唯一の博物館です。こちらのリンクをクリックして上海万博博物館ホームページに入り、まずはオンラインの旅を始めましょう!
出典:上観新聞、上海万博博物館