ノービザ措置を利用してクルーズ船で訪中する外国人が増加

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-03-03

上海辺境検査総站浦江辺境検査局が2月26日に発表した情報によると、今年2月以来、8隻のクルーズ船は上海に寄港しました。そのうち、2000人以上の外国人観光客はクルーズ船で入国する団体観光客向けのビザ免除措置を利用して中国に入国しました。

2月26日、国際クルーズ船「セブンシーズ・エクスプローラー」は2日間の上海滞在を終え、次の寄港地である韓国・釜山へ向かいました。同船には約700人の乗客が乗船しており、そのうち97%以上がクルーズ船で入国する団体観光客向けのビザ免除措置を利用しました。

上海は2016年10月10日から、クルーズ船で入国する団体観光客向けのビザ免除措置の試行を始めました。2024年5月15日に、国家移民管理局が同措置を全面的に導入しました。浦江辺境検査局の統計によると、2016年10月10日以来、約4万人の外国人旅行者が同措置を利用して入国しました。今回、久しぶりに上海を訪れたアメリカ人観光客のファワーズさん夫妻は、磁気浮上式リニアモーターカーに乗車し、城隍廟や東方明珠タワーを見学しました。「15日間のノービザ措置は本当に便利です。また機会があればぜひ来たいです」と語りました。

外国人観光客のクルーズ船による入国をより便利にするため、上海辺境検査総站浦江辺境検査局は、外国人観光客の割合の高いクルーズ船に対して「船内検査」方式を導入し、入国の所用時間を大幅に短縮しました。「セブンシーズ・エクスプローラー」もこの方式を利用し、上海に入港する前にすでに700人以上の外国人観光客と500人以上の船員の入国検査が完了しました。これにより、クルーズ船が上海に到着すると、乗客はすぐに上陸して観光に出かけ、スタッフは迅速に仕事に就くことが可能となりました。

2025年第1四半期に、約16隻のクルーズ船が上海に寄港する見込みで、年間寄港クルーズ船の約30%を占めると予測されています。

出典:中国新聞網