瑞金病院主導 アジアにおける胃がん腹膜転移NIPS治療コンセンサスが発表
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2024-10-11
アジアは胃がんの発症率が高く、進行胃がん患者も非常に多い地域です。最近、上海瑞金病院から、瑞金病院の消化器外科が主導する「アジアにおける胃がん腹膜転移NIPS治療コンセンサス」が発表されました。これにより、今後、進行胃がん(腹膜転移)の患者の標準的な治療法が示されることになります。また、これは既存の胃がん腹膜転移の治療ガイドラインを書き換えうるものであり、世界中の多くの胃がん腹膜転移患者に新たな希望をもたらすものと期待されます。
瑞金病院が主導したランダム化比較第Ⅲ相試験DRAGON-01の結果は、2024年中国消化器腫瘍円卓会議(CWGIM-2024)及び胃がん腹膜転移に対する腹腔内常温全身治療に関するアジア専門家コンセンサスシンポジウムで発表されました。
この会議には、中国、日本、韓国、シンガポールなどから世界トップクラスの胃がん専門家が集まり、この研究成果と関連する研究・実践成果について議論し、世界初のNIPSによる胃がん腹膜転移治療に関して世界初のアジア専門家コンセンサスを策定しました。
近年、瑞金病院の胃がん診療チームは、胃がんの新補助療法、術後補助療法、進行胃がんの転化療法など重要な分野で、一連の先駆的な臨床・実験研究を実施してきました。同チームは、国際的なトップジャーナルに数多くの影響力のある論文を発表しており、多くの画期的な研究成果は、世界の医学界で広く引用され、応用されています。
情報源:文匯報