上海、コクヨ家具の中国初店舗がオープン

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5月15日、世界トップクラスのオフィススペースソリューションの大手企業であるコクヨ(KOKUYO&LAMEX)は、上海市北京西路1号に位置する旗艦ショールームのリニューアルを完了したことを発表しました。「つながり」をテーマに掲げた複合空間「C³Office」を通じて、仕事と生活の関係を再構築し、都市に暮らす人々が「人と人」・「人と世界」のつながりを再び築くきっかけを提供し、希望と活力に溢れるライフスタイルの実現を目指しています。

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「C³Office」旗艦ショールーム(写真提供・WeChat公式アカウント「上海奉賢」)

「C³Office」旗艦ショールームの1階中央には、カラフルなコクヨノートが積み上げられたメッセージタワーが設置されています。「タワーに紙とペンを用意し、ご来場の皆様に一言書いてもらいたいんです。言葉にできなかった想いを発散させる場を提供したいと考えております」と現場のスタッフは説明しました。

「コクヨグループが中国市場に進出した後、上海奉賢区に生産拠点を設立しました。このタワーのノートは、まさに奉賢工場で生産されたものです」と、コクヨ家具(中国)有限公司および東莞LAMEX美時有限公司の取締役・管理本部長の宋雲氏は説明しました。

コクヨ家具(中国)有限公司および東莞LAMEX美時家具有限公司の奥井壮司社長は、奉賢区とのつながりについて、「コクヨグループは2003年に中国市場に進出し、その後上海を中心に中国全国へと事業を拡大していきました。現在では家具製造・環境デザイン・文具販売など幅広い分野で活躍しています。2012年には上海市奉賢区に自社の紙製品工場を設立しました。長年にわたり、奉賢区政府からの多大な支援を受けながら事業を発展させることができ、安心して経営を続けられる環境が、奉賢へのさらなる投資を決意した原動力となりました」と語りました。

「オフィス家具分野において、中国はアメリカに次ぐ第2位の市場です。上海には数多くの重要顧客が集まっているため、当社は中国への継続的な投資を推進するとともに、上海事業にも注力してきました。今回のショールームリニューアルは、コクヨグループが中国市場で引き続き深く根を下ろす象徴でもあります」と、奥井壮司会長は述べました。

外資企業が「初店舗経済」を通じて上海市場で本腰を入れる動きは、ブランドのグローバル戦略の拡張であると同時に、中国消費市場の強靭性に対する自信ある「投票」とも言えます。特筆すべきは、今回の「C³Office」はコクヨの文具事業と家具事業が中国で初めて連携したプロジェクトであると同時に、中国の初出店を実現した点です。

上海は開放政策・消費市場の潜在力・ビジネス環境の最適化を強みに、国際ブランドの初店舗・初披露・本部の設立を持続的に誘致しています。2024年に上海では多様なブランドの初発表イベント約3000回が開催され、1269軒の初店舗が開店されました。上海は「首発経済(企業による新製品、新製品、新技術、新サービスの打ち出し、第1号店オープンなどの経済活動を総称したもの)」というコンセプトを最も早く打ち出した都市として、一連の具体的で革新的な実践を通じて、「グローバル新製品初公開の地」かつ「国際消費中心都市」というモデルを形成しつつあります。

出典:WeChat公式アカウント「上海奉賢」