国際総合食品見本市「SIAL上海2026」が閉幕

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5月20日、国際総合食品見本市「SIAL上海2026」が盛況のうちに幕を閉じました。世界三大食品見本市の一つである同展は、「変革が切り拓く食の未来――上海・広州が共に創る新たな食体験」をテーマに掲げ、中国、フランス、韓国、日本、イタリア、スペイン、ロシア、アメリカ、ブラジルなど75の国と地域から5000社以上の出展企業が集結し、35万点を超える世界最先端の食品・飲料が登場しました。

世界中から出展品が集結、中国ローカルの「新たな特産品」も台頭

国際展示エリアでは、多彩なグルメが来場者の注目を集めました。フランスのチーズやバター、高級酒類、イタリアの伝統的なパスタやコーヒー豆、スペインのイベリコハム、ロシアの深海海産物や特製チョコレート、韓国の人気ヘルシースナック・飲料、スリランカのセイロンティーなどが集中して出展され、世界各地の風味マップが形成されました。これにより、中国国内の消費市場に向けて高品質で多様な選択肢を提供しました。

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多くの来場者でにぎわうイタリアブース(写真提供・主催側)

一方、中国各地の「新たな特産品」も同時に力強く台頭しています。吉林省・長白山の高麗人参や鹿茸、浙江省の東海産シーフードや江南銘茶、雲南省の高地野生キノコやコーヒー、さらに広東省の遂渓ライチや鳳凰単叢茶といった特色ある農産品が勢ぞろいしました。世界のバイヤーに向けて中国の現代農業と食品産業の産業構造転換・高度化の成果をアピールするとともに、各地の優れた農産品を産地から消費市場へダイレクトに届ける動きを後押ししています。

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存在感を高める中国各地の「新たな特産品」(写真提供・主催側)

さらに、「首発経済(初発表経済)」が会場を大いに沸かせました。中国のトップブランドや新興企業がこぞって同展を年度新商品の発表プラットフォームとし、革新的な商品を一挙に投入したほか、ドール(Dole)や農心、龍角散といった国際的ブランドも新商品を初披露しました。各ブースでは商談や問い合わせ、協業への意欲が終始高まりを見せました。

複数の産業トレンドが鮮明に

主催者によると、本展で示された複数の産業トレンドは非常に目覚ましく、サプライチェーンの上流・下流企業が商品開発や戦略的レイアウトを進める上での明確な指針となっています。

スナック菓子は「おいしさ」だけでなく、「エモーショナルな価値」も求められています。会場では、IPコラボ商品や、リアリティを追求したデザインと食玩(おまけ付き菓子)の融合が広く注目を集めたほか、「XLサイズの大容量パッケージ」が集客の切り札として、若者のシェアやSNSニーズに的確に合致していました。

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スナック菓子展示エリア(写真提供・主催側)

また、「食べながら健康を整える」というスタイルが、全年代に広がっています。口の中で15秒で溶ける「高麗人参タブレット」や、タイ製のコラーゲングミなどの商品からは、手軽さと健康を両立した製品に対する消費者の需要が日増しに高まっている現状を反映しています。

これと同時に、飲食業界では「仕入れ先」と「品質」が消費の焦点となっています。SIAL国際飲食サプライチェーンエリアでは、産地直送の最高品質和牛や高品質な肉類が、飲食店チェーンのシェフやハイエンドな消費者から高い支持を獲得しました。差別化された高品質なオーガニック食材が、飲食市場における競争力の鍵となっています。

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国際飲食サプライチェーンエリア(写真提供・主催側)

同時開催イベントでビジネスマッチングを創出、イノベーションを促進

展示会単体にとどまらず、SIAL国際食品見本市は、貿易プラットフォームのハブとしての役割を十分に発揮し、業界のトレンドに焦点を当て、イノベーションを促進していました。

今年、同展はビジネスマッチングサービス「Match Me」をさらに強化し、国内外の主要な量販店・スーパー、有力ECプラットフォーム、ハイエンド飲食グループなどのプロバイヤーと、国内外の出展企業との間に対面で商談ができるプラットフォームを提供しました。これにより取引コストを大幅に削減しただけでなく、中国ブランドが海外の優良な販路を開拓し、グローバルサプライチェーンに組み込まれるための効率的なルートを切り開きました。

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「Match Me」ビジネスマッチングサービスを通じて対面商談を行うバイヤーと出展企業(写真提供・主催側)

また、見本市期間中には「第8回SIAL世界食品産業サミット」も同時開催されました。一連のハイレベルなテーマフォーラムには、国内外の業界専門家やトップ企業の代表らが一堂に会し、業界のホットトピックや今後のトレンドなどをめぐり深い対話を展開しました。これにより、食品・飲料産業におけるイノベーションの原動力を多角的に活性化させ、国際的な知見と戦略的指針を提供しました。

なお、SIAL上海2026の閉幕後、SIAL国際食品見本市は9月3日から9月5日にかけて、広州保利世貿博覧館でも開催される予定です。「上海・広州のツインシティ」という戦略的レイアウトを軸に、中国南部へ向けて強力なビジネス活性化が期待されています。

出典:上海ホットライン