第91回CMEF医療博覧会が上海で開催、世界のトップレベルの医療科学技術が集結

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4月8日から11日まで、第91回中国国際医療機器(春季)博覧会(CMEF)および関連ブランド展示会が上海国家会展中心で開催されました。

4月8日から11日まで、第91回中国国際医療機器(春季)博覧会および関連ブランド展示会が上海国家会展中心で開催されました。(写真・CMEF)

CMEFは世界的な医療の「バロメーター」といわれています。「革新的な科学技術、未来を導く知恵」をテーマに、今年は医療用画像、体外診断、医療用電子機器、医療用光学機器、病院建設、手術室、消毒・感染制御、医療消耗品、整形外科など22のテーマ別の展示エリアが設けられました。世界30以上の国や地域から5000社近くの企業が数万点の医療技術製品を持ち込み、20万人以上の関係業界の人が来場しました。

4日間にわたる会期中、100近くのフォーラムと会議が開催され、1000人近くの業界の専門家や学者が上海に集まり、AI+行動、新たな質の生産力、先進製造、科学技術の革新、産業融合、公立病院の質の高い発展、医学研究成果の転換、医療機器のデジタル化、リハビリ・高齢者ケアの新しいモデル、医療機器の流通、中国の機器の海外進出など、重要なテーマについて深く議論しました。

展示会には医療用画像、体外診断、医療用電子機器などの医療機器業界の全産業チェーンをカバーする有名企業が集まりました。聯影(ユナイテッドイメージングヘルスケア)、GE、シーメンス、邁瑞(マインドレイ)、フィリップス、新華、東軟(Neusoft)、威高、魚躍医療(Yuwell)、国薬器械など、中国国内外の有名企業がAI医療、シーケンシング(NGS)、がん検診、手術支援ロボット、3Dバイオプリンティング、デジタル治療(DTx)、ブレインマシーンインターフェース(BMI)などの最先端技術や多くの新製品を持ち込みました。

今回のCMEFは、AIブーム時代の好機をつかむべく、特別に「医療ロボットゾーン」と「AI+特別イベント」を設けました。世界初の人工知能のディープラーニング(深層学習)を持つ、「デジタルスマート・ブレイン」「デジタルスマート・アイ」「デジタルスマート・ハンド」を持つ整形外科のスマート手術ロボットや、スマート「ウッドペッカー」小型脊椎手術ロボットなどの新製品が次々に披露されました。

同時に、CMEFは産業政策に従い、「医療機器のデザインと製造」「スマートヘルス」「緊急援助」「ペットの健康」などの成長著しい分野のセカンドブランド展示会を開催し、源から末端までをカバーする全産業チェーンのエコシステム構築を目指しました。

高齢化が進展する中、世界の健康・リハビリ産業はかつてない発展のチャンスを迎えています。高齢者のニーズに応えるため、中国国際リハビリテーションと個人健康博覧会(CRS)、中国国際高齢者福祉・介護用品博覧会(CECN)、中国国際家庭用医療用品展示会(Life Care)が同時に開催されました。

現在、世界のペット経済は爆発的な成長を見せています。中国市場は世界第2位のペット市場であり、2024年には中国の市場規模は3000億元を超え、年平均成長率は20%を超えています。市場の新たなブルーオーシャンに参入するため、今年のCMEFではAHC国際ペット健康展も特別に開催しました。

今回もCMEFは引き続き「展示会+会議」という統合とイノベーションの優位性を活かし、世界医療機器法規協調会議(GHWP)、中国医療機器業界協会、中国非公立医療機関協会、中国医師協会、中国医学機器協会、中国生物材料学会、その他の権威ある協会、学会とリーディングカンパニーと共同で100近いハイエンドフォーラムとテーマ会議を開催しました。

CMEFは常に新しい技術・製品・分野を展示しながら、グローバルなビジネス貿易協力のプラットフォームを構築し、国際交流、越境EC、多国間協力を多くの分野に深く発展させ、企業の海外進出、産業とマッチングする第一選択のビジネス貿易のハブを構築することにコミットしています。今回のCMEFの国際的な交流範囲はさらに拡大し、国際展示エリアには、ドイツ、アメリカ、日本、韓国など30以上の国と地域の代表が新製品を出展し、150以上の国と地域のプロバイヤーが来場しました。

出典:中国網経済、上観新聞