上海モーターショー2023で 産業の新動向を反映

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上海モーターショー2023でBYDのプラットフォームを見物する来場者。(写真・李富生/中国日報)

第20回上海国際自動車産業展示会、通称上海モーターショー2023は、コロナ禍以来中国で初めて開催されたA級国際モーターショーで、4月18日に開幕し、国内外から1,000以上の出展者を集めました。

4月27日まで上海国家会展センターで開催されるこのショーで、150以上の新車種を含む1,500台以上の車両が展示されます。4月18日から19日までの「メディアデー」に、自動車メーカーたちは151回もの記者会見を開き、記録を更新しました。

このショーで、電気化やハイエンド化、スマート化といった自動車産業の新しい動向が反映されています。

主催者によると、上海モーターショー2023で初公開の車種のうち、EVがおよそ3分の2を占めたということです。新エネルギー車メーカーも伝統的な自動車メーカーも最先端の電気製品や技術を展示しています。

NIOやLi AutoなどEV車からスタートしたカーメーカーは、最先端スマートシステムが装着された全シリーズの車種を展示しました。メルセデスベンツはEQS、EQG、EQEモデルを発表し、車種のEVシフトを発表しました。

ショーでは、中国国内のブランドは新エネルギー技術を利用して高級車市場への進出を試みています。BYD、「騰勢(DENZA)」などの自動車メーカーは、メルセデスベンツ、ベントレー、BMWなどの高級ブランドの隣にブースを意図的に設置しました。

BYDは高級EVブランド仰望(Yangwang Auto)を立ち上げ、純電気スーパーカーの仰望U9とSUVの仰望U8をそれぞれ100万元(14万5102ドル)以上の価格で販売しています。

今年のショーで一番よく発表された技術は「先進的なインテリジェントドライブ」と「駐車統合技術」です。自動車ブランドに加えて、Baidu、HUAWEI、SenseTimeなどのテクノロジー企業もショーに参加しています。

Baiduのスマートカー事業部は、新しくアップグレードされたコックピットマップ製品「マトリックス」を持ち込みました。HUAWEIもまた、最新のスマートカーソリューションを発表し、先進的なスマート運転システムADS 2.0などの製品を展示しています。