上海浦東、社会主義現代化建設先導区の構築を加速

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中国の改革開放の窓口として発展してきた上海浦東新区は、「社会主義現代化建設先導区」という重要な使命を担い、「第15次五カ年計画」のスタートの年にあたり、機能の高度化、イノベーション創出、制度改革を柱に、質の高い発展の新たな高みを目指している。張江科学城の研究拠点から洋山港の活気あふれる埠頭に至るまで、浦東は実績をもって「先駆者」としての役割を体現している。

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(写真提供・上海浦東)

浦東は、イノベーション創出・発信拠点としての機能強化を加速しており、コア技術分野における新たな突破を目指している。

巨大科学(ビッグサイエンス)施設の機能が顕著に向上している。張江科学城に位置する放射光施設である「上海光源(SSRF:Shanghai Synchrotron Radiation Facility)」は安定的な高速稼働を維持し、現在では34本のビームラインと46カ所の実験ステーションを備え、年間稼働時間は4000~5000時間に達している。その高度な研究支援能力により、これまでに1万1000編以上の質の高い論文が発表され、そのうち200編以上が『Science』や『Nature』といった世界トップレベルの学術誌に掲載されている。

イノベーション・エコシステムに活力があふれる。2025年時点で、張江科学城には約2万4000社のテクノロジー企業と55万人の各種人材が集積し、三大先導産業の規模は9700億元に達した。また、エンボディドAI分野では、上海初の人型ロボット量産企業である「智元ロボット」が、わずか3か月余りで生産台数を5000台から1万台へと倍増させ、先端製造分野における浦東の速さと勢いを如実に示している。

研究成果の実用化も着実に進展している。2025年には、浦東では国産の新薬(第1類)8品目と革新的医療機器(第3類)6品目が新たに承認され、市場に出回っている。さらに、累計で44件の大規模AIモデルが登録を完了した。これらの成果は、バイオ医薬品および人工知能分野における浦東の揺るぎない歩みを裏付けている。

浦東は、制度革新を通じて行政上の障壁を絶えず取り除き、企業の発展余地を広げ続けている。

土地利用制度の革新に取り組む。企業の研究開発スペースへの需要に応えるため、浦東は「産業総合用地」という新たなモデルを全国に先駆けて導入し、用地供給と研究ニーズの「シームレスな連携」を実現した。これにより、企業の建設期間を大幅に短縮した。

行政サービスの高度化を進めている。「一業一証」改革(業界参入に必要な複数の許可証を1つの「業界総合許可証」に統合する制度)や「医産融合」改革(医療機関と医薬品研究開発・製造企業間の連携促進策)の推進により、制度の統合を通じて効率化を図る。さらに、企業向け「検査コード」の導入や、政策サービスプラットフォーム「浦易達」の構築により、企業関連の手続きの利便性を高め、より簡素で効率的な行政サービスを提供している。

ハイレベルな対外開放の分野においても、浦東は的確なサービスとインフラ強化を通じて、グローバル・バリューチェーンの中核拠点としての地位を確立しつつある。

企業の海外展開を支援している。2025年3月、浦東では「企業海外展開総合サービスセンター」が正式に稼働し、上海企業によるグローバル市場での事業拡大を力強く後押ししている。

ハブ機能が継続的に向上している。洋山港でのコンテナ取扱量は16年連続で世界1位を維持している。浦東国際空港の貨物・郵便物取扱量は2024年に初めて世界第2位となり、2025年もその地位を維持している。

国際ビジネス協力の新たな拠点を構築。東方ハブ国際商務合作区では初の大型展示会が開催され、世界各国の大手企業が相次いで参入している。ヘイリオンは臨港新片区(エリア)にオーラルケア製品拠点を設立し、アストラゼネカは張江に細胞療法イノベーションセンターを設立するなど、大型プロジェクトの相次ぐ決定は、グローバル資本を引き付ける浦東の強い磁力を示している。

「第15次五カ年計画」期間に向け、上海は新たな出発点に立ちながら、浦東先導区の建設を一層深化させていく。機能高度化を軸とした発展戦略を通じて、浦東は今後も「試験畑」および重要な成長エンジンとしての役割を果たしていく。

出典:人民日報