2025GAF上海イラストアートフェス、円満に閉幕

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-08-12

先週末、2025年GAF上海イラストアートフェスティバルが上海新国際博覧センター(SNIEC)にて円満に幕を閉じました。今回のフェスは「生長の光(GROWING LIGHT)」をテーマとして、国内外の著名なイラストレーター800名以上が集まり、30以上のイベントを開催、展示規模は2万6000㎡を超えました。

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展示作品を鑑賞している来訪者(写真・上観新聞)

この巨大な没入型空間では、世界のトップアーティストによる8つの大型特別展と、800名を超える独立系アーティストによる個展が集結し、ゲーム、デザイナーズトイ、中国文化風、アニメーションといった多様な文化が深く融合しました。

今回のフェスの「有名人特別展」セクションも豪華な顔ぶれとなり、世界的に著名なアーティストたちが素晴らしい作品を携えて登場しました。

開幕日の目玉となった「磁場」中国風アートでは、中国画の巨匠・戴敦邦氏が「踏凌空・問道途——戴敦邦<水墨西遊>特別展」で圧巻の出展を果たしました。今回展示された『孫悟空天空を騒がす』と『経典を求める旅(取経路)』の2大テーマシリーズの中には、初公開となる手描き原画8点が含まれています。

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展示中の『金色世界』シリーズ作品(写真・上観新聞)

日本のファンタジーアートの巨匠・天野喜孝氏は、『金色世界』シリーズ作品の中国初展示を行いました。

また、日本のミレニアムファンタジーアートを代表する村田蓮爾氏が中国の大規模展覧会に初登場しました。その未来主義的なビジュアル言語と雰囲気のある筆致、そして機械構造と詩的情感の交錯は、アジアのビジュアル文化を象徴するシンボルとして観客を魅了しました。

斎藤直葵氏はTourBoxとのコラボによる中国本土での初披露を行い、ツールと創作を融合させ、制作体験を共有するとともに「不安に抗う心得」を明かにしました。会場でのライブの描き直しセッションでは、わずかな筆致で平凡な線に新たな生命を吹き込み、多くの観客を惹きつけました。

さらに、「スナック菓子付属の『水滸伝カード』の元祖」と称される国際的画家・正子公也氏は、南漫画派とコラボして迫力ある「水滸英雄合同展」を行い、80年代・90年代生まれの観客に強いノスタルジーを呼び起こしました。

そのほか、韓国、シンガポール、マレーシアなど10数ヶ国から100名以上の海外アーティストが参加して、グローバルな視点からの創造的な表現を披露し、「生長の光」をグローバルな文脈で生き生きと展示しました。

また、きら星のごとき特別展に加え、本フェスは幅広いアートファンや業界関係者のための大規模な交流エコシステムを構築しました。800を超える個展ブースが集結し、イラスト、マンガ、デザイナーズトイ、ハンドメイドなど20を超えるカテゴリーを網羅し、来場者は直接クリエイターと交流することができました。

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会場の様子(写真・上観新聞)

さらに、会期中を通じて30を超えるトーク・シェア会・サイン会も実施され、TikTokアートやpixivなどのオンラインコミュニティと連携して、人気オンラインアーティストをオフライン会場へと招きました。イベント終了後には、主催者が複数の機関と協力し、厳選した書籍の一部を新疆カシュガル大学美術デザイン学院に寄贈し、アートを通じて希望を届けました。

出典:上観新聞

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