2025 GAF上海イラスト芸術祭8月開催、天野喜孝『金色世界』シリーズの中国初展示

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-07-14

2025年8月8日から10日まで、「生長の光(GROWING LIGHT)」をテーマとする2025 GAF上海イラスト芸術祭が、上海新国際博覧センターのE6・E7ホールで開催されます。

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8月8日から10日まで上海新国際博覧センターで開催される2025 GAF上海イラスト芸術祭(写真提供・2025 GAF上海イラスト芸術祭)

第6回長江デルタ文化博覧会の特色展として、今回のイラスト芸術祭は日本、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイなどから800名以上の著名アーティストが上海に集結し、過去に例を見ない国際的な規模で開催されます。7つのテーマ展示エリアと20回以上のイベントを展開し、上海はもとより全国のアート愛好家に向けて、史上最大規模の国際的なイラストレーションの祭典を作り上げます。

今回のイラスト芸術祭の最大の見どころは、二人の巨匠の特別企画展で、イラストレーションの多様な魅力と深遠な精神世界を体現します。「ファンタジーアートの世界的な巨匠」と称される日本の国宝級アーティスト・天野喜孝氏が『金色世界』シリーズを携え、中国で限定初展示を行います。さらに天野氏本人が会場に姿を現し、観客と交流する予定です。

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『金色世界』の展示完成予想図(写真提供・YOSHITAKA AMANO)

中国伝統美学の代表的人物である戴敦邦氏も『踏凌空・問道途――戴敦邦<水墨西遊>特別展』を携えて登場し、初めてオフラインで『取経路』西遊章回図と100点以上の手描き原画を展示します。その際、戴氏も新国際博覧センターを訪れ、観客と共に伝統的な水墨画芸術が現代において生き生きと息づく姿を体感します。

また、芸術祭は積極的に境界を広げ、数々の創造性豊かなクロスオーバーコラボレーションプロジェクトを企画しています。例えば、抖音(中国版TikTok)アートと提携して「生命力美術館」を創設し、人気アニメーターの米雷(RayDog)らを招待し、作品展示、サイン会・講演会、数量限定グッズ販売を実施します。また、イラストや漫画を中心にした日本最大級の作品コミュニケーションサービス「pixiv」も、超人気アーティストの大槍葦人、モグモ、ろるあを登場させ、中国のファンと交流する予定です。

今回のイラスト芸術祭はまた、年齢層や興味の異なるすべての来場者に向けて、さまざまなアート体験を提供します。

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2024 GAF上海イラスト芸術祭の様子(写真・上観新聞)

「有名人特別展」ユニットでは、天野喜孝、戴敦邦に加え、『王者栄耀』コンセプトデザイナーの劉冬子氏、有名なカードイラストレーターのさいとうなおき氏らも没入型個展を開催します。「アート個展」セクションでは、イラスト、アートトイ、ハンドメイドなど20以上のジャンルを網羅する、800名以上のアーティストによる個展が開催されます。「アートブックフェア」では、世界中から厳選された150冊以上のイラスト集、絵本、漫画、独立系雑誌、写真集、詩集が一堂に会します。「特別絵画展」では、80点の佳作を選り抜き、若手クリエイターの視点から「生長の光」が持つ時代的な意義を表現します。「コンセプトアート」と「インディペンデント上映」ユニットでは、30点以上の映像コンセプト原画とVR作品、30本の国内外のインディペンデントアニメーションや短編ドキュメンタリーが次々上映されます。

3日間にわたるイラスト芸術祭では、開幕式典並びに授賞式典、有名人との特別対談、最先端テーマの共有会、作者のサイン会やファンミーティングなど、20回の以上の質の高いイベントが開催されます。

出典:上観新聞