「2026上海・江蘇・浙江ミシュランガイド」が発表
2026年4月9日、世界中の食通から注目を集める「2026上海・江蘇・浙江ミシュランガイド」が、浙江省台州市にて正式に発表されました。ミシュランガイドの中国本土進出10周年という重要な節目にあたる今回、初めて行政区画の枠組みを越え、上海・江蘇・浙江の三地域の選出結果を統合した形て発表され、上海・江蘇・浙江のグルメの魅力を新たな視点で描き出しました。
全409軒におよぶ掲載店の中で、上海は156軒と圧倒的な存在感を示し、引き続き地域の外食市場において中核的かつ牽引的な役割を果たしています。
会場で挨拶をしている「ミシュランガイド(中国区)」の総監である王剛氏 (写真提供・文匯報)
2026年はミシュランガイドにとって二つの周年記念を迎える年です。ミシュランの「星」による評価制度が誕生してから100周年を迎えるとともに、中国本土への導入から10周年という節目になります。2016年に上海で初めて発表されて以来、卓越した料理の象徴である「ミシュランの星」は、この10年間、上海の街を彩り続けてきました。
上海の飲食市場は、この10年で比類なき開放性と包容力を示してきました。今回選出された156軒のレストランは、35の料理ジャンルにわたり、本格的な上海料理から国際色豊かな料理まで網羅しています。包容力の大きい食文化の厚みを体現しています。また、各店はより専門的で細分化された方向へと進化しており、市場におけるポジショニングも一層明確になっています。
「2026上海・江蘇・浙江ミシュランガイド」に掲載されているレストラン (写真提供・文匯報)
最新の評価では、過去1年における上海の飲食業全体のレベルが上がったことが鮮明に示されています。「三つ星」レストランでは、「泰安門」が引き続き最高評価を維持しており、上海ひいては長江デルタ地域における料理の頂点を象徴する存在となっています。「二つ星」レストランには、上海から12軒が選出され、「菁禧荟(長寧)」「唐閣」「頭灶餐庁」は一つ星から昇格し、品質向上へのたゆまぬ努力が結実しました。「一つ星」レストランでは、35軒が評価を維持するとともに、「Fabula」「三月酔淮揚(静安)」「Vivant by Johnny Pham」の3軒が新たに加わり、上海の飲食業界に新たな活気をもたらしています。
その他、世界中の美食家を魅了し、コストパフォーマンスに優れた良店を紹介する「ビブグルマン 」も更新されました。今回は新たに8軒が加わり、地元の人々に親しまれる上海料理の「157食坊」や麺料理店「和膳面家」、江蘇・浙江風味の「阿勇面館(東書房路)」や「菰城宴」、伝統的な潮州料理の「瑰禧」、本格的な寧波料理の「寧海食府」、浙江料理の「甌越尊鮮」、さらに四川料理の「壇」などが選出されました。今回のビブグルマンは、計35軒、17の料理ジャンルをカバーし、上海の食文化の多様性とダイナミズムを象徴するラインナップとなっています。
「2026上海・江蘇・浙江ミシュランガイド」は、単なる特定地域の料理を整理・集約したものだけではなく、長江デルタ地域における各地方の飲食市場が融合し、相乗的に発展していることの現れでもあります。上海料理の包容力、江蘇料理の多様性、そして浙江料理の活力が共鳴し合っています。このような「グルメマップ」の誕生は、世界中の観光者にとってより分かりやすい「グルメガイド」を提供する上、長江デルタ地域が「国際的なグルメ拠点」としての魅力をさらに高める大きな一歩となるでしょう。
出典:文匯報