上海、行政デジタル化「一網通弁」改革をさらに深化 ワンストップ手続きのモデル都市へ

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5月15日に開かれた記者会見では、上海市政府がこのほど発表された「『一網通弁』改革の深化と『効率的に一件落着させる』モデル都市を構築する行動計画」の主な内容と注目点について紹介しました。

一、「効率的に一件落着させる」改革の成果

1.行政サービス体系の着実な整備

オンラインでは、階層・部門・地域を跨ぐ、市内統一の「一網通弁」プラットフォームを構築しました。現時点では、同プラットフォームにて3156項目のサービス事項が集約されおり、個人ユーザー登録数は8927万人超、法人ユーザーは491万社超に達し、累計取扱件数は8億500万件を上回っています。また、「ネットショッピングのように便利な行政手続き」の実現を目指す中、オンライン利用率は80%を超え、利用頻度の高い事項における必要情報の自動入力率は70%超、事前審査率は90%超となっています。オフラインでは、「ワンストップで手続きを完結させる」仕組みを普及させ、「二つの集中(企業向け手続きを区レベルの行政サービスセンターへ集約し、個人向け手続きをコミュニティ行政サービスセンターへ集約する)」改革や総合的サービス窓口改革を進めることで、市民が身近に利便性を実感できる行政サービスの実現に取り組んでいます。

2.行政サービスモデルの革新

「ワンストップ」サービスの提供場面をさらに充実させ、「ワンストップ出産」「ワンストップ企業変更」「ワンストップ開業」などの統合サービスの実施を促進しています。また、「地域を跨ぐサービス」を最適化し続け、長江デルタ地域では650カ所以上の遠隔窓口が設置され、400項目以上の省をまたぐ手続き事項に対応可能なようになっています。さらに、長江デルタ地域における「一網通弁」の協同立法も5月1日より正式施行されました。加えて、「申請不要で受付可能」措置の深化も進めており、企業向け優遇政策のワンストップ対応を推進しています。市・区両レベルで計826件の政策プロジェクトが「申請不要・即時享受可能」に対応し、累計706万回以上の企業サービスを提供しました。市レベルの政策プロジェクトにおける「申請不要・即時享受可能」の割合は50%に達しています。同時に、「効率的に一件落着させる」という理念を、末端組織のガバナンスや産業発展などの分野に広げています。

3.行政サービスの実効性の継続的な向上

「好差評(利用者評価)」「12345市民ホットライン」「手続き困難相談窓口」などチャネルの円滑化により、企業や市民から寄せられるさまざまな問題を迅速に収集・分析・解決しており、行政サービス全体の満足度は引き続き99%以上を維持しています。

二、「行動計画」の主な内容

1.企業支援政策の全プロセスにわたるサービスの拡充、「申請不要・即時享受」と「優遇政策の迅速適用」サービスの対象拡大と効果向上の推進

企業支援政策文書に関する「三つの同時推進(財政措置、政策条件設定、『申請不要・即時享受実施方案の同時整備』」改革を深化させ、政策の公布と同時に「申請不要・即時享受」が実現できる体制の構築を目指します。また、政策間の連携を強化し、産業チェーン全体における政策がよりスムーズに「申請不要で即時享受」「迅速適用」できるよう促進します。さらに、政策実施の実効性を高めるため、オンライン申請プラットフォーム「随申兌」を最適化し、申請・受給サービスを統合します。

2.「人工知能+行政サービス」の安全かつ着実な実施、オンライサービス手続きのスマート化・簡素化の促進

「一網通弁」プラットフォームを高度化しつつ、「随申弁」アプリのデジタル化を推進します。また、AIアシスタントの導入により行政職員への業務サポートシステムを構築し、「学びながら業務を行う」環境づくりを進めるとともに、AIを活用して企業や市民が「相談しながら手続きを進める」という新たなサービスモデルを模索します。同時に、行政インテリジェント化における安全ガバナンス体制を強化し、関連するセキュリティ責任を着実に履行します。

3.「オンライン+オフライン」サービス体験の向上による相互補完型行政サービスモデルの構築

オンライン・オフライン業務フローの連携や基準統一を推進し、同水準のサービス提供を実現します。また、オンライン・オフラインにおける、「最短ルート」の業務フローを形成するとともに、コンプライアンス遵守の最も簡潔な手続きを実現します。また、行政サービスの国際化レベルを向上させ、海外進出を図る企業向けの一括サービス特設エリア「企業の海外進出ワンストップサービス」を開設します。

4.中核地域による牽引と各地域の強み発揮の統合による長江デルタ地域における行政サービスの「ワンストップ処理」の推進

長江デルタ地域における業務連携とモデル革新を推進し、地域間の継続手続き、統合型手続き、申請不要型サービスを展開します。また、長江デルタ地域行政サービス事項リストの管理と動的更新メカニズムを整備します。さらに、長江デルタ地域における行政サービス「一網通弁」協同立法の実施を機に、長江デルタ一体化発展モデル区、「G60科学技術イノベーション回廊」、嘉昆太(上海嘉定・江蘇昆山・太倉)協同イノベーション中核圏、滬寧(上海・南京)地域産業イノベーションベルトなどにおける先行的な試行を支援し、省をまたぐ行政手続きに対応する新たなモデルシーンを創り出します。

5.評価・提案対応メカニズムの整備による閉ループ管理の強化と対応力向上

「行政サービス体験員」の役割を十分に発揮し、企業や市民の視点からサービスの質を把握します。また、長江デルタ地域における企業・市民の要望に対する地域間の連携対応を模索するとともに、企業支援政策の「申請不要・即時享受」サービスを「利用者の評価による管理体制」に組み込みます。さらに、低評価案件に関する通報を強化し、定期的に典型的な事例を社会へ公表します。「苦情即対応」と「評価による改善促進」の管理メカニズムを強化し、「単一の課題解決」から「同種課題の解決」への転換を実現します。

「一網通弁」改革の継続的な深化と行政サービスの向上は、上海市がビジネス環境を最適化し、民生福祉を向上させるための重要な施策です。今後も関係部門は改革を着実に推し進め、上海を企業や市民にとっての「効率的に一件落着させる」モデル都市へと発展させていきます。

※ 上記日本語翻訳は参考用です。中国語版が正式なものであり、両言語版の間に相違がある場合、中国語版が優先されます。

出典:WeChat公式アカウント「上海発布」