2026年春夏上海ファッションウィークが閉幕
このたび、今季の上海ファッションウィークが正式に閉幕しました。今年の「上海の夏」国際消費シーズンを象徴するイベントとして、4000点を超える新作ファッションアイテムが初披露されました。都市全体がファッションパーティーのような空間となり、数々の「名場面」が生み出されました。
最終日には、アディダスが上海旧市府庁舎にて「POWER OF THREE」シリーズのイベントをクリエイティブに展開しました。競技の活力、ショーの華やかさ、そしてストリートカルチャーを融合させ、実験的なストリート表現を披露しました。ショーの舞台に並んだ百点余りのクリエイティブな製品はすべてアディダス中国によるもので、スポーツ性とファッション性を兼ね備えています。これは、ローカルのデザイン力を示すと同時に、ブランドとローカルの創造力が共に息づくという理念を体現するものでした。
アディダス「POWER OF THREE」シリーズイベント(写真提供・取材元)
今季のファッションウィークは幕を閉じましたが、その熱気は永源路の街並みに広がっています。3週間にわたって開催された「上海ファッションウィークエンド」は、「新しい古き時代(嶄新旧時光)」をテーマに、消費者向けのファッション体験型プラットフォームを構築しました。これにより、上海ファッションウィークの専門的な発表と並に補完関係を築き、世界的なファッション都市である上海の多元的なエコシステムを創出しています。
永源路を歩くと、「コンテンツ+体験+消費」というスタイルが展開され、一般の人々にも国際的なファッションを間近に触れられる場が広がっています。各ブランドは「創意」を前面に押し出し、街を単なるショッピングの場でなく、「語り・遊び・共有できる」社交の場と変貌させています。ポッドキャスターは熱く語り、デザイナーは美意識を論じ、バイヤーは経験を交流する――一方向的だったファッションイベントが、双方向のインタラクティブで賑やかな交流の場へとなりました。
「上海ファッションウィークエンド」イベント(写真提供・取材元)
永源路の店舗も「ファッション連動」に加わり、チェックインで限定グッズを配布したり、レストランがコラボメニューを提供したり、老舗までもが新たなファッション要素を取り入れました。ショー会場のスポットライトから、街角の人情味あふれる風景まで、「上海ファッションウィークエンド」は、ファッションを日常生活の中へと溶け込ませています。
出典:上観新聞、新民晩報