2025年FHC上海国際食品見本市、11月12日から14日まで開催
2025年FHC上海国際食品見本市は11月12日から14日まで、上海新国際博覧センターにて開催されます。総展示面積は20万平方メートルで、出展企業は3000社以上、そのうち海外出展者の割合は30%を超え、展示される製品は30万点以上にのぼります。100以上の国と地域から18万人を超える専門的なバイヤーが来場すると見込まれており、輸入業者、ディストリビューター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、EC、新小売(ニューリテール)、ホテル、レストランなど、全ての流通チャネルを網羅します。
第28回FHC上海国際食品見本市のポスター(画像出典・主催者)
アジアで最も影響力のある食品・飲食業界の展示会の一つとして、FHCはこれまでに27回開催されており、海外ブランドが中国市場に参入するための重要なプラットフォームとなっています。今回の展示会では、原材料から設備までの完全な産業チェーンを網羅する15の展示エリアが設けられ、新たに「ベビーフード・キッズフード」と「薬食同源」の2エリアが追加され、中国の消費市場における健康志向と機能性食品への関心が反映されています。
海外からの出展団体については、イタリア、日本、シンガポール、韓国、スペインなど21か国・地域から350社が出展します。EUは今回の展示会の名誉主賓として、「ヨーロッパの味わい、食のスタイルを自在に」をテーマに専用展示館を設置し、地理的表示(GI)保護を受けた特産品やオーガニック認証取得製品を含む、220以上の高級製品を重点的に展示します。会場では没入型の製品プロモーションのほか、Fabio Falanga氏や顧俊傑氏などの有名シェフによる素晴らしい料理パフォーマンスも行われます。
貿易マッチングの促進を目的として、主催者は100万件規模のデータベースと的確な意向調査に基づき、供給者と需要者の間の効率的なマッチングを実現します。ホテル・レストラン、スーパーマーケット・小売、EC・新チャネルなど複数の特別セッションを設け、海外ブランドが中国市場の主要バイヤーに直接リーチできるよう支援します。
展示会の開催期間中、世界司厨士協会連盟が認定したFHC中国国際料理芸術コンテストやワールド・コーヒーロースティング・チャンピオンシップ(WCRC)中国予選決勝戦など、多くの国際競技や業界フォーラムが同時開催されます。フォーラムでは、EC、リテール、チェーン店、スマートキッチンなどの分野に焦点を当て、業界のイノベーションと成長の機会について議論します。さらに、FHCゴールデンアップル賞には「年間ヒット商品賞」、「年間イノベーションブランド賞」、「年間グローバルインパクト賞」などの多様な賞が新設され、受賞製品や企業は会場の「ゴールデンアップルエリア」に一堂に展示され、バイヤーの製品選定のための確かなよりどころを提供します。
なお、11月10日13時まで、同展示会は無料でチケットを受け取ることができますが、それ以降はチケット購入が必要となります。一般の方はFHCのWeChat公式アカウント「FHC環球食品展」をフォローし、来場を申し込むことができ、さらに展示会の詳細情報や業界動向も入手できます。
出典:上観新聞