2025年、訪中観光がサービス・貿易輸出の「新たなエンジン」に

japanese.shanghai.gov.cn| 2026-03-04

商務部研究院国際サービス貿易研究所「訪中観光」研究チームの最新レポートによると、2025年の訪中観光市場は過去最高を記録し、サービス・貿易輸出の増加を促進し、貿易赤字の縮小に寄与する重要な原動力となっています。さらに、強力な乗数効果で地方経済を活性化し、産業の高度化を牽引しており、観光業は「量と質の両面での向上」という好機を迎えています。

データによると、2025年に中国を訪れた外国人観光客の出入国者数は8203万5000人に達し、前年比で26.4%増加しました。旅行サービスの輸出規模は551億6000万ドルに拡大し、前年比49.1%の大幅増加で、2019年の1.6倍となり、増加率は同時期の中国のサービス輸出全体の13.9%を大きく上回りました。この成長はサービス貿易赤字の大幅な縮小を直接的に促し、2025年の中国の旅行サービス貿易赤字は前年比7.2%減の1986億2000万ドルとなり、これを受けて全国のサービス貿易赤字額は2024年の1646億6000万ドルから1160億2000万ドルへと縮小しました。

ビザ免除措置の持続的な効果は、訪中観光市場の爆発的な成長にとって重要な推進力となっています。2025年にビザ免除措置を利用して入国した外国人は3008万人に達し、訪中外国人総数の73.1%を占め、前年比で49.5%増加しました。2025年末までに、中国の一方的なビザ免除措置の適用対象国は48か国に達し、ビザ免除措置の対象国総数は77か国に拡大しました。

訪中観光の牽引効果は貿易分野にとどまらず、経済発展や雇用・民生のあらゆる面に浸透しています。レポートによると、観光業の収入1元当たりが関連産業の4.3元の成長を牽引するとされています。2025年には、訪中観光が直接・間接的に1430万以上の雇用を創出し、外国人向けのツアーガイドや高級ホテルサービスなどのコアポジションの平均月収は6000元を超え、国境地帯や農村地域の関連職では繁忙期の収入が従来の農業職より2~3倍高くなりました。

レポートは訪中観光の中長期的な見通しについて楽観的な予測を示しています。2026年以降に英国やカナダなどを対象にした一方的なビザ免除措置の拡大、国際航空便の回復、外国人旅行者向けの出国税還付制度の最適化などの政策が実施されることで、訪中観光は引き続き急速に成長すると見込まれます。世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、2035年までに中国の国際観光客の消費額は1兆5000億元に達し、観光業は1億以上の雇用を支えると予測しています。

出典:上観新聞