鹿児島県上海事務所、中日連携で特色ある日本企業との協力実現に期待

japanese.shanghai.gov.cn| 2026-01-05

鹿児島県は九州最南端に位置し、上海から地理的にも近く、飛行機で約1時間半で着きます。鹿児島県では多様な産業が発展しており、食品加工など強みを持つ従来型産業に加え、宇宙分野の研究機関や先端半導体メーカーも集積しています。先日、鹿児島県上海事務所の首席代表・船井英史氏は、鹿児島と上海の間で経済・貿易・投資などの分野における協力をさらに推進していきたいとの意向を示しました。

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(写真・WeChat公式アカウント「投資上海」)

鹿児島県は、豊かな自然資源を活かし、食品加工、木材加工、製紙といった分野で堅固な産業基盤を築いてきました。近年では、地元の教育機関による機械製造分野の人材育成の成果を背景に、鹿児島県はロボット駆動技術などの分野で顕著な進歩を遂げています。

また、環太平洋火山帯・地震帯に位置するという地理的特性を活かし、鹿児島県は防災・減災の取り組みや免震・制震建築技術の高度化を積極的に進めるとともに、火山灰土壌の研究を強化しています。これらの研究成果は、土壌改良材、建築材料、化粧品、半導体部品など多岐にわたる分野で応用されています。さらに、多様な再生可能エネルギーを十分に開発することで、鹿児島県独自のエネルギー産業の強みが徐々に形成されています。

このほか、鹿児島県出身の日本を代表する有名実業家の稲盛和夫氏が創業した京セラ株式会社は、鹿児島県内に半導体部品工場および研究開発センターを設置しています。中でも、研究開発センターは京セラの主要な研究拠点の一つであり、積層セラミックコンデンサ、電子機器用セラミックパッケージ、固体酸化物形燃料電池(SOFC)などの技術開発に注力しており、これらは情報通信、環境・エネルギー、航空宇宙、医療・ヘルスケアなどの分野で応用されています。

中国語に堪能な船井英史氏は、南京師範大学に半年間留学した経験があり、2024年4月からは鹿児島県上海事務所の首席代表を務めています。同氏は上海に強い親近感を抱いており、「上海は国際的な大都市で、長い歴史と奥深い文化を有し、商業活力に満ちており、世界的な有名企業がほぼ全て進出しています。また、上海は市場化・法治化・国際化された一流のビジネス環境の構築を継続的に推進し、世界各国の企業のより良く、より速い成長を支援しています」と評価しています。

鹿児島県上海事務所は2010年の設立以来、上海のビジネス界や文化・観光業界と密接な連携を保ち、各種プロモーションイベントや展示会の開催・参加を通じて、鹿児島の認知度を上海および中国各地で継続的に高め、協力意欲を喚起しています。

鹿児島県と上海市の協力にはなお大きな発展の余地があります。船井氏は今後、上海市商務委員会や上海市外国投資促進センター、その他の関連地方機関との連携をさらに強化し、より多くの協力プロジェクトの実現を推進したいと期待しています。

鹿児島県の製造業およびテクノロジー企業は、より広大な市場を必要としており、上海さらには中国はAIをはじめとする新技術の研究開発とその応用分野で高い実力を備えているため、鹿児島の産業界にとって参考となるでしょう。船井氏は、「双方は柔軟な発想を持ち、具体的なプロジェクト協力を推進すべきです。鹿児島県上海事務所は積極的に橋渡し役を担い、上海の各界の皆様には鹿児島へお越しいただき、現地の優良企業と共に発展を目指していただきたいです」と述べました。

さらに、上海市場進出の試みとして、鹿児島県の企業は上海やその周辺地域とのOEM生産に関する協力について協議を進めています。中国市場への製品参入にあたって政策面や流通経路での課題が想定されることについて、船井氏は、企業による現地視察を実施し、中国国際輸入博覧会などのプラットフォームを活用することで、中国側との深い交流を図る意向を示しました。

上海が世界一流のサービス消費模範都市の構築を加速していることは、鹿児島県の企業にとって活躍の場を提供しています。船井氏は、鹿児島県の企業が上海市場のチャンスを共有し、優れた資源や事業分野を上海に展開することで、上海の国際消費中心都市の構築に新たな活力をもたらすことを期待しています。

出典:WeChat公式アカウント「投資上海」