輸入博「6年生」のユニクロがサステナビリティ・フォーラムを開催――イノベーションと協働で温もりを届ける
第8回輸入博開催期間中、世界的アパレル小売企業ユニクロは、サステナビリティをテーマとしたフォーラムを開催し、各界のゲストを招いて「イノベーションと協働を通じて、どのように温もりを届け、企業の社会的責任を果たすか」について意見を交わしました。
ファーストリテイリング株式会社サステナビリティ担当執行役員の新田幸弘氏はフォーラムで、「『The Heart of LifeWear』は、ユニクロが『人々の生活をより良くするものとは何か』という問いに向き合う中から生まれた理念です。私たちは『LifeWear』という『服のもつチカラ』でより着実な取り組みを進め、社会に貢献していきたいと考えています」と述べました。
フォーラムの様子(写真・新民晩報)
中国宋慶齢基金会基金部公益プロジェクト処の呉東所長は、「この10年間、双方の協力関係は当初の物資寄贈から次第に発展し、文化の継承支援、青少年の成長支援、緊急災害救援など、複数の公益分野に及ぶようになってきました。今後も引き続き手を携え、継続的な寄贈活動を通じて、より多くの支援を必要とする人々を助けていきたいと考えています」と述べ、ユニクロとの公益パートナーシップの深化を振り返りました。
また、ユニクロの長期的な戦略的パートナーである東レ株式会社グローバルサプライチェーンマネジメント事業部の石川元一総経理は、「私たちは常にユニクロと歩みをともにし、HEATTECHやPUFFTECHなどの『LifeWear』製品を共同開発し、世界中に送り出してきました。これらは人々の生活をより豊かにしています」と述べ、両社が先端素材技術を通じて「LifeWear」の製品を共に開発してきた歩みを紹介しました。これは、ユニクロが実際のニーズに基づき、テクノロジー製品を通じて温もりを届けるという社会貢献の実践の体現です。
なお、関係筋によると、2024年冬、ユニクロは「The Heart of LifeWear」グローバル・プロジェクトを始動し、世界の難民や子どもたちや災害被災者など、困難な状況にある人々に100万着規模の新品衣料を寄贈しました。さらに、2025年にも、世界各地で新たに100万着の寄贈を実施する予定です。中国国内では、ユニクロは2年連続で中国宋慶齢基金会と連携し、10万着のヒートテック防寒インナーを寄贈しています。2025年の寄贈分の10万着は、現在、重慶市・青海省・雲南省・陝西省などの十数の省(自治区、直轄市)に順次に届けられ、現地の子どもたちや豪雨被災者、生活困難者を支援しています。
2016年12月にファーストリテイリング(中国)商貿有限公司が中国宋慶齢基金会内に「ユニクロ特別基金」を設立して以来、双方は約10年にわたり公益活動を共同で行ってきました。2025年時点で、ユニクロによる寄付金および寄贈物資の総額は累計で8800万元を超え、中国各地に寄贈した衣類は約52万着に達しています。
出典:上観新聞、新民晩報