第8回輸入博が閉幕、成約意向額は過去最高を記録

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-11-12

第8回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)は10日に閉幕しました。年間換算の成約意向額は前回比4.4%増の834億9000万ドルに達し、過去最高を更新しました。

中国国際輸入博覧局の共産党委員会書記であり副局長の呉政平氏は、閉幕記者会見において、「第8回輸入博は、中国の発展の確実性と開放の確実性を十分に示し、世界にさらなる安定性とポジティブなエネルギーを注入した」と述べました。

今回の輸入博には、67の国・地域および国際機関が国家展に参加し、展示面積は3万㎡に達しました。会期中には100以上におよぶイベントが開催され、初めて2都市連携展示および「魅力ある友好都市」企画が設けられました。

今回の輸入博の企業展示エリアの総面積は36万7000㎡を超え、138の国・地域から4108社が出展しました。展示面積と企業数はともに過去最多となりました。フォーチュン500企業および業界リーディング企業は290社、さらに8回すべてに出展した「皆勤」企業も180社に上りました。これは中国の巨大市場が持つ強力な「吸引力」を改めて示す結果となりました。

今回、企業展示エリアの「初公開」機能がさらに強化され、計461件の代表的な新製品・新技術・新サービスが発表されました。そのうち、世界初公開が201件、アジア初公開が65件、中国初公開が195件に上り、バイオ医薬、グリーン・低炭素、技術装備などの分野をカバーしました。中でも人工知能(AI)や人型ロボット関連の出展割合もこれまで以上に高まりました。

第8回輸入博期間中、虹橋国際経済フォーラムは「開放で共に新たな機会を創出し、協力で共に新たな未来を築く」をテーマに、1つのメインフォーラム、25のサブフォーラム、および複数の非公開会合などを開催しました。その成果として、報告書・指数・基準・提言など計20項目が発表されました。フォーラムの登録参加者は初めて1万人を超え、政界・財界・学界から400名を超える有識者が討議に参加しました。

今回の輸入博では、43の取引団と700を超える分団が組織され、登録来場者は46万人を超え、前年比7%増となりました。さらに、83件の関連イベントが実施され、人文交流展示エリアの総面積は3万8000㎡を超えました。また、初めて「輸入博・中外人文交流の夜」テーマイベントが開催され、経済・貿易と文化交流の相互促進がいっそう深められました。

11月10日正午時点での累計入場者数は92万2000人に達し、前年比8.2%増となり、過去最高を記録しました。

輸入拡大や消費促進をさらに後押しするため、今年12月19日から21日にかけて、輸入博の開催地である「四つ葉のクローバー」会場で、初の「輸入博優品交易会」が開催されます。これは輸入博の延長イベントであり、「大市場を共有し、中国に輸出する」シリーズイベントの重要な一環として位置付けられています。このイベントは、より多くの「輸入博の優れた商品」が展示・販売され、より早く多くの家庭に普及することを促進し、消費者の質の高い生活へのニーズにいっそう応えようというものです。

現在、第9回輸入博の準備作業もすでに本格的に始動しており、企業展示エリアの契約済み展示面積はすでに8万㎡を超えています。

出典:新華社