2025外灘大会が10日に上海で開幕

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-09-04

「2025 Inclusion・外灘大会」が9月10日から13日まで、上海市黄浦区の世博園(エキスポパーク)にて開催されます。今大会のテーマは「イノベーションによる成長の再構築」で、世界のテクノロジーリーダー、若手科学者、起業家、テクノロジー愛好者が集い、開放的で多多様性に富み、先進的なテクノロジーカーニバルを繰り広げます。

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2025 Inclusion・外灘大会が9月10日から13日まで開催。(写真・上観新聞)

今回の大会では、開幕メインフォーラム1回、40以上のオープンフォーラム、18のイノベーターズ・ステージ、3つのAIイノベーション関連コンテストが予定されています。さらに、初めて「創投Meetup(スタートアップと投資家のマッチングイベント)」が設けられました。また、1万平方メートル規模の「テクノロジー展示会」や、5000平方メートルに及ぶ「ロボットタウン」、科学技術人材の招聘会なども規模を拡大して実施されます。

関係者によると、今回の大会には、アメリカ、シンガポール、イスラエル、イギリス、ドイツ、インドネシア、南アフリカなど15の国・地域から62名の国際ゲストが参加します。その中には、16名のチューリング賞受賞者や院士をはじめ、550人あまりの各業界専門家や企業リーダーが名を連ねます。例えば、「強化学習の父」でありチューリング賞受賞者のリチャード・サットン、スーパーコンピューティング分野のパイオニアで

チューリング賞受賞者ジャック・ドンガラ、『サピエンス全史』の著者ユヴァル・ノア・ハラリ、中国工程院院士(アカデミー)の王堅、鄭慶華、夏強、中国科学院院士の陳子江らが名を連ね、彼らを中心に40以上の業界フォーラムが展開されます。

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2025 Inclusion・外灘大会が9月10日から13日まで開催。(写真・上観新聞)

特筆すべきは、9月12日に、シンガポール・フィンテック・フェスティバル、香港フィンテック・ウィーク、そして上海・外灘大会というアジアを代表する3大フィンテックイベントの主催者が初めて一堂に会することです。外灘大会の組織委員会は、シンガポール・フィンテック・フェスの主催団体グローバル・ファイナンス・アンド・テクノロジー・ネットワーク(GFTN)、香港特別行政区政府投資推進署(インベスト香港)と共同で、フィンテック分野における「グローバルテーマデー」を開催し、グローバルなイノベーションについて議論を深めます。

今回の外灘大会では初めて「創投Meetup」イベントが開催され、8つのトップベンチャーキャピタルのパートナーが招待され現地参加します。彼らは、AIGC(生成AI)、エンボディドAI(具身知能)、スマートハードウェア、チップ・デバイスの4つの分野を軸に、優れたスタートアッププロジェクトを選定します。

出典:上観新聞、新民晩報