中日韓のシンクタンクが上海で協力覚書を締結

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-05-21

5月17日、上海国際問題研究院(SIIS)、日本国際フォーラム、韓国延世大学の三者は、中日韓協力事務局の立会のもと、協力覚書(MOU)を締結しました。

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契約の様子(写真提供・主催者)

上海国際問題研究院の陳暁東院長は、中央周辺政策会議の精神と三国間の協力の新たな情勢を踏まえて、シンクタンクは三国間協力の促進にあたって「思想の先駆者」「政策の助言者」「民意の伝達者」としての役割を果たすべきであると述べました。

中日韓協力事務局の李熙燮事務局長は、国際秩序の断片化により、グローバルガバナンスが困難に直面しているなかで、今日の議論テーマである「激動の時代における中日韓三国の協力の道の模索」は、まさに時宜を得たもので、非常に意義深いと話しました。

日本国際フォーラムの渡辺まゆ理事長は、「中日韓+X」は新しい理念であり、この「X」は特定の国を指すものではないので、三国間協力の範囲を地域全域へと拡大することができ、その影響力もより大きくなるでしょうと語りました。

韓国延世大学中国研究院の金鉉哲院長は、若者同士の交流と相互理解は極めて重要であり、三国の若者は誠実で信頼できる友情関係を築くべきであると強調しました。

三方が締結した協力覚書の協定内容について、上海国際問題研究院の李開盛副院長は、「今回の協定の締結は、常態化された協力プラットフォームや資源共有の方法の構築を模索し、三国のシンクタンクの協力に対して、より強力な制度的保障と持続可能な原動力を与えることを目的としている」と説明しました。

出典:上観新聞、新民晩報