上海発の国際線直行便が相次ぎ新規就航 中国東方航空
最近、中国東方航空は上海からヨーロッパへの複数の新規就航路線を発表しました。6月16日より「上海浦東―ジュネーブ」線、6月20日より「上海浦東―ミラノ」線、7月17日より「上海浦東―コペンハーゲン」線が順次に開設されます。現在、この3つの新規路線の航空券の予約・購入は既に開始されています。いずれも高速インターネット接続が可能な中国東方航空の大型ワイドボディ機で運航しており、乗客は空中でのインターネットサービスを利用することができます。
「上海浦東―ジュネーブ」線の便名はMU217/218で、エアバスA330型機で毎週の月・水・金・土曜日に往復各1便ずつ運航します。往路便は1時30分に上海浦東国際空港を出発し、現地時間7時50分にジュネーブに到着します。復路便は現地時間12時にジュネーブを出発し、北京時間翌日5時30分に上海に到着します。ジュネーブはアルプス山脈の麓、レマン湖の南西部に位置し、豊かな文化遺産を有しており、世界中の観光客が憧れる旅行先として知られています。
「上海浦東―ミラノ」線の便名はMU243/244で、毎日1便運航します。往路便は13時20分に上海浦東国際空港を出発し、現地時間19時35分にミラノ・マルペンサ国際空港に到着します。復路便は現地時間21時55分にミラノを出発し、北京時間翌日15時25分に上海に到着します。本路線は中国東方航空の最先端機であるエアバスA350-900ワイドボディ機で運航します。同機種には世界トップクラスの客室サービスシステムが搭載されています。キャビンは39席のビジネスクラス(うちデラックスビジネスクラス4席)、32席のプレミアムエコノミークラス、215席のエコノミークラスという三つのクラスで構成されています。ミラノはイタリア北部、アルプス山脈の南麓に位置し、イタリアの経済・文化・ファッションの中心地として知られています。中国東方航空が2024年9月26日に開設した「上海―ヴェネツィア」線、「西安―ミラノ」線と相まって、中国とイタリアが文化・商業貿易分野での交流がさらに盛んになります。
「上海浦東―コペンハーゲン」往復便の便名はMU707/708で、エアバスA330旅客機で毎週の月・木・土曜日に各1便運航します。往路便は13時55分に上海浦東を出発し、現地時間19時にコペンハーゲンに到着します。復路便は現地時間21時にコペンハーゲンを出発し、北京時間翌日13時15分に上海に到着します。コペンハーゲンはデンマークの首都であり、童話作家アンデルセンの故郷で「童話の都」として知られており、人魚姫の像が設置されているほか、「北ヨーロッパの真珠」とも称されています。
新規路線の開設により、中国東方航空のヨーロッパ就航都市は、パリ・フランクフルト・アムステルダム・マドリッド・ロンドン・ローマ・ヴェネツィア・ブダペスト・サンクトペテルブルク・カザン・モスクワ・マルセイユ・ミラノ・ジュネーブ・コペンハーゲンの15都市に達します。
出典:上観新聞