「メーデー」期間中、上海の観光客数が急増

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-05-08

上海出入国検査総局のデータによると、「メーデー」期間中(5月1日~5日)に上海出入国審査場で検査を受ける出入国者数は延べ61万5000人に達し、2024年の「メーデー」期間より約23.4%増加しました。

中国が一方的なビザ免除や相互ビザ免除の適用範囲を拡大し続ける中、中国パスポートの便利性がさらに向上しています。また、上海が充実した国際航空路線を有していることも相まって、旅客がより容易に移動できるようになります。

海外旅行の動向から見ると、中国大陸住民の海外旅行は「近距離旅行」という特徴を示しています。中国大陸住民の旅行先は主に日本、韓国、東南アジアなどの国・地域となり、出国する中国人観光客の約50%を占めています。

インバウンド観光の動向から見ると、ビザ免除政策の持続的な最適化と、最近導入された外国人観光客向けの免税措置「即時還付」との相乗効果により、「メーデー」期間中にも外国人観光客のインバウンド需要が持続的に高まり、虹橋・浦東の二つの国際空港における訪中外国人観光客数は前年同期比で顕著な増加を記録しました。

上海市文化観光局が発表したデータによると、「メーデー」期間中に上海が受け入れた観光客は延べ1650万600人に上り、前年同期比で1.61%増加しました。飲食・宿泊・交通・観光・ショッピング・娯楽などの要素を含む上海地域の観光消費額は201億1000万元に達し、前年同期比で10.20%増加しました。そのうち、宿泊のデータが著しく成長しました。5日間の連休において、上海市内ホテルの客室稼働率は73%に達し、前年同期比で6.5ポイント増加しました。

各旅行プラットフォームのデータによると、「メーデー」期間中、上海地域の5000軒以上の主要ホテルの平均客室稼働率が20%以上の増加となり、売上高も15%以上の伸びを記録しました。特に、5月2日から5月4日までの1日あたり客室稼働率は3日連続で80%を超え、過去最高を記録しました。

インバウンド観光が盛り上がる中、上海はインバウンド観光客に円滑な入国体験、高品質なサービス、そして豊富な文化観光活動を提供しています。

上海出入国検査総局は、「到着前に記入、オンラインで提出」という外国人入国カードの記入モデルを導入し、各航空会社に入国カードを事前的に配布するとともに、入国審査待機エリアでセルフプリント機を設置し、通関手続き全体の効率向上を図っています。また、24時間年中無休の「12367」移民政務サービスホットラインは、出入国者に対し、複数のチャネルと多言語対応で出入国政策や手続きに関する相談サービスを提供しています。

「メーデー」期間中、上海は初導入された1日パス「Shanghai Pass」で、インバウンド観光客向けに「文化・ビジネス・観光・交通」を網羅するワンストップ型消費シーンでの新たなサービス基盤を構築しました。

また、数多くの新たなナイトツアー商品を導入し、観光客の体験時間を延長することで、文化・観光消費はより「24時間型」へと進化を遂げました。同時に、上海市の各村・古鎮では、伝統文化と現代トレンドを融合させた新たな体験型観光を次々と打ち出し、市場巡りや園遊会、キャンプ、音楽鑑賞、グルメ巡りといった多角的な休日体験を提供することで、上海近郊エリアの観光客来訪率と宿泊率を大幅に向上させています。

出典:上観新聞