中日鋼鉄企業、共同で自動車向けアルミパネル市場に進出

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-02-17

宝山鋼鉄股份有限公司(以下、宝鋼股份)、宝武鋁業科技有限公司(以下、宝武アルミ)と株式会社神戸製鋼所は2月3日、「宝鋼神鋼汽車宝神鋁板(上海)有限公司」(以下、宝神鋁板)を共同設立し、上海で除幕式を行いました。合弁会社は今後、中国国内の自動車メーカー向けにアルミパネルを生産・販売する予定で、3社のマーケティング、製造、技術面での強みを活かし、高品質な自動車用アルミパネルの生産体制を築くことを目指しています。除幕式には、中国国内の主要な自動車メーカー30社以上の代表者が出席しました。

宝神鋁板の登録資本金は約10億元で、神鋼投資有限公司が50%出資、宝鋼股份と宝武アルミが合計で50%出資しています。合弁会社の所在地は上海で、上海に本社を構え、河南省三門峡と天津に2つの工場を有しています。上海本社は、両拠点の母材調達、製品マーケティング、需要と供給の調整、工法管理、製造物流、技術品質などを統括します。

中日鋼鉄企業が共同で自動車用アルミパネル業に進出するのは、中国国内の高級自動車パネル市場の構造に変革がもたらされることが期待されています。宝鋼股份は、自動車産業が現在、グリーン低炭素化、電動化、スマート化、コネクティッド化へと発展し、鉄鋼を中心にアルミ、マグネシウム、カーボンファイバーなどの軽量素材を総合的に使用する方向が自動車材料の発展における大きな傾向であると指摘しています。自動車用鋼板の生産・販売量において世界最大を誇るサプライヤーである宝鋼股份は、常に革新を通じて自動車ユーザーの材料ニーズの変化に対応しています。

出典:解放日報