「ジェミニ・コーポレーション」アライアンスは上海港で正式に運営開始

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-02-13

2月10日、海運会社のAPモラー・マースクとハパグ・ロイドが締結する「ジェミニ・コーポレーション」アライアンス体制の上海での運営が正式に開始しました。

「ジェミニ・コーポレーション」アライアンスは、APモラー・マースクとハパグ・ロイドが共同で展開する長期的な運営協力計画で、迅速で柔軟、かつ相互接続された海上ネットワークを提供することを目指しています。運営が完全に開始された後、90%以上の定時運航率を実現できるとされています。

APモラー・マースクとハパグ・ロイドは、新たな「ジェミニ・コーポレーション」アライアンスで戦略的な協力を開始し、その航路は中国国内では主に上港グループ傘下の冠東公司が運営する洋山深水港区第3期埠頭に寄港します。「ジェミニ・コーポレーション」初航行式典で、APモラー・マースアジア太平洋運営センター総裁のAnne Sophie Zerlang Karlsen氏は「上海港を『ジェミニ・コーポレーション』のハブ港の一つに選んだのは、世界クラスの港湾作業効率、デジタル化能力、そして中国市場に対する揺るぎない信頼に基づいているからだ」と述べました。

最初のコンテナがエマ・マースクに積み込まれます。上海港における「ジェミニ・コーポレーション」アライアンスの正式的な運営開始を示します。(撮影・葉真于/澎湃新聞)

15年連続で世界のコンテナ取扱量首位を誇る巨大港湾である上海港と、「ジェミニ・コーポレーション」アライアンスの協力は、同港の国際航路ネットワークの密度をさらに高め、「ジェミニ・コーポレーション」ネットワークの「船舶定時率」を確保し、世界の企業に「期待を超える」物流保障を提供します。また、各口岸(通関地)管理機関は「ジェミニ・コーポレーション」アライアンスの運営に非常に重視しており、事前に計画を立て、港運企業とともに特別サービスを最適化し、港湾サービスの能力と保障体制を強化しています。

上港グループ生産業務部の周勇副総経理は、上港グループは「ジェミニ・コーポレーション」との協力を通じて、自身のデジタル化、スマート化、グリーン化への転換を踏まえ、港湾の国際トランジットや空コンテナの調達などの重要な機能を強化し、沿海ピギーバック業務や国際トランシップ・混載サービスの拡大に努めると述べました。

出典:中国交通報、澎湃新聞(The Paper)