「上海はいいね!」 外国人体験員が「人民のための都市」テーマ展を見学
11月15日の午後、「人民のための都市―上海が『人民のための都市』の最良実践例に取り組む」というテーマ展で、数人の「国際体験官」が先を争って高齢者向けの電話ボックスに入り込み、「AI写真館」の機能を使って、自分の漫画キャラクターを生成し、上海の映えスポットで記念撮影を撮って存分に楽しんでいました。テーマ展の解説者の話を聞くと、これらは情報検索、ワンボタン配車、無料通話などの多くの機能を搭載した多機能電話ボックスで、高齢者に便利でやさしいサービスを提供することができ、上海には600以上設置されており、テーマ展の開催地である上海展覧センターのすぐそば、その通り沿いにも何箇所か設置されているといいます。
多機能電話ボックスを体験している外国人体験員(写真・上観新聞/看看新聞)
これらの体験員は上海市政府外事弁公室が昨年9月から結成した「外国人体験員」チームのメンバーです。彼らに外国人の視点から当市の関連サービス措置についてアドバイスしてもらうことを通して、上海市は外国人が上海でのビジネス、学習、旅行における問題点の改善に取り組んでいます。今回、上海BrighterBeauty社のCEOであるJessica Gleeson氏、上海ニューヨーク大学学生会代表のDeniz Acar氏、白玉蘭記念賞受賞者で上海交響楽団事業発展センターのマネージャーである馬星星氏などの10名体験員が同テーマ展を見学しました。
多機能電話ボックスを体験している外国人体験員(写真・上観新聞/看看新聞)
外国人体験員たちは興味津々の様子で解説者にいろいろと質問したり、記念写真を撮ったりしていました。多機能電話ボックスの紹介を聞いて、その機能と設置の理由を知った彼らからは感心と絶賛の声が寄せられました。
「今回の展覧会で上海の歴史的建造物の話をたくさん聞きましたが、以前訪れたこともあります。その中の多くは改造を経て新しい機能を備えるようになっていると同時に、歴史的構造と枠組もよく保存されており、これは人民の期待に応えているでしょう」とDeniz Acar氏は言いました。
多機能電話ボックスのほかに、外国人向けのワンストップ総合サービスセンターのブースも外国人体験員たちの注目を集めました。実は、ほとんどの外国人が上海に来たときに便利で効率的で心のこもったワンストップ総合サービスを身をもって体験したことがあるでしょう。
Jessica Gleeson氏は、自分がよく外国人のビジネスパートナーを案内して上海を観光しますので、上海の外国人向けサービスのおかげで、皆が上海を理解し、上海での生活に溶け込むことはよりやすくなりましたと示しました。
外国人向けのワンストップ総合サービスセンターは、決済、文化・観光、通信、交通の4つのモジュールに基づき、出入国サービスガイド、英語及び多言語の「外国人上海サービスマニュアル」、観光地図、携帯電話SIMカード販売、交通カード販売、外貨両替、小銭両替、モバイル決済及び問い合わせ対応など、温かくて便利な総合サービスを国際旅客に24時間で提供します。
「人民の都市―上海が人民都市の最良実践例に取り組む」テーマ展を見学している外国人体験員(写真・上観新聞/看看新聞)
現在、外国人向けの総合サービスセンターは「2空港3ターミナル」というサービス配置で上海浦東空港と虹橋空港を完全にカバーしており、また、上海国際サービスポータルサイトと共同でオンラインとオフラインの一体化サービスネットワークを形成しています。サービス提供が開始して以来、浦東空港T1とT2ターミナル、虹橋空港T1ターミナルにある合計3つのワンストップ総合サービスセンターの問合せ件数は10万人分を上回り、複数の国からの外国人旅客から口頭及び書面の褒め言葉が1万6000回以上寄せられ、見事なサービス効果を達成しています。
シアトル出身のJessica Gleeson氏は、自分の元同僚は最近シアトルのためにワンストップ総合サービスセンターを設立するような仕事を受けているので、元同僚に上海外国人向けのワンストップ総合サービスセンターのチームを推薦しました。上海の成功経験と実践をシアトルでも生かせることを望んでいますからと語りました。
情報源:上観新聞(Shanghai Observer)、看看新聞(Kankan News)